【中国】倉敷商の13年ぶりか尾道の初栄冠か、優勝のカギを握る両チームの2選手<春季地区大会>
2024年の第142回春季中国地区高校野球大会(広島)は、4日に決勝戦が予定されている。中国地区8校によるトーナメントの決勝は、倉敷商(岡山)と尾道(広島)の2チームの顔合わせとなった。決勝での対決は初。倉敷商は2011年以来、13年ぶりの優勝を狙い、尾道は初の優勝を狙うことになる。 【トーナメント表】春季中国大会 結果一覧 <決勝戦(鶴岡一人記念球場)> 10:00 倉敷商-尾道 倉敷商は広島の強豪、崇徳と広陵を倒しての決勝進出。2試合延べ5投手を起用して、ともに1失点に抑える好投を見せた。さらに打線では1、2番が絶好調。1番・松岡 映維人内野手(3年)と、2番・髙本 仁翼外野手(3年)がともに9打数5安打、打率.566と競い合うように安打を重ね、2試合のすべての得点シーンにからんだ。広陵戦の初回2得点は、この2人の連打から生まれたもの。プロも注目する広陵の髙尾 響投手(3年)からの勝利は、この2人の先制パンチなくしては語れない。 対する尾道は、宇部鴻城(山口)、海田(広島)を下して決勝に進んだ。打線では2番・土井 優史内野手(3年)と9番・今中 颯人内野手(2年)が2試合ともにマルチ安打をマークした。2人ともに7打数4安打、打率.571。今中が出て、土井が返すパターンもあり、この2人の活躍がカギを握りそう。