豪州の生徒たちと伝統文化を通じて交流 福知山高校に訪れ書道などを体験
京都府福知山市土師、福知山高校に4日、オーストラリアのヒースフィールドハイスクールの生徒21人が訪れ、書道体験などの伝統文化を通じて、2年生78人と交流した。 同ハイスクールは、南オーストラリア州の州都・アデレードの中心部から高速道路で15分の所にある高校で、今回は日本語を学習する1~3年生たちが先生3人とともに、日本文化や生活などを学ぶため、9月24日に来日。2週間の日程で東京や京都、広島などを訪れている。 福高では、最初に歓迎セレモニーがあり、茶道部の部員たちがたてた抹茶を味わった。部員たちからお茶の飲み方などの作法を教わり、飲んだあとは「おいしかった」と感想を話す生徒もいた。 ランチ交流では両校の生徒たちが仲良く弁当を食べ、会話を弾ませた。 このあと書道体験。ハイスクールの生徒たちが、自分たちの名前を漢字に変えた「助守(ジョシュ)」「似空(ニック)」などの字をうちわに書いた。 福高生たちが手本を示し、書き順などを詳しく伝え、全員がしっかりとした字を書き上げると、「すごくうまい」と褒められていた。 ハイスクール2年のニック・クマローさんは「お茶は少し苦かったけど、おいしかった。書道も楽しく、うちわは家に飾りたい。良い思い出になりました」と喜んでいた。 カナダ・バンクーバーに留学経験のある福高の小島さんは「普段は経験できない生の英語に触れることができました。日本文化を通じての交流では、自分も改めて日本の良さを感じることができました」と話していた。