ZOZO注目トーマスの地面反力スイングを参考にして、アマでも飛距離UPできる方法
日本で開催される唯一のPGAツアートーナメント「ZOZOチャンピオンシップ」が2024年も10月24日からアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで開催される。今回は注目の出場選手、ジャスティン・トーマスを紹介する。吉田洋一郎コーチによる最新ゴルフレッスン番外編。 【動画で見る】ZOZO注目トーマスの地面反力スイングを参考にして、アマでも飛距離UPできる方法
日本で完全復活なるか
今回紹介するジャスティン・トーマスは、日本にもファンが多く、力強いスイングに憧れている人も多いだろう。トーマスはメジャー2勝、通算15勝のPGAツアーを代表する選手だ。 2016-17年シーズンは5勝を挙げて年間王者になり、2018年には世界ランク1位にも輝いた。現在31歳。プロゴルファーとして全盛期を迎えていてもおかしくない年齢だが、2023年は不調に陥って低迷し、プレーオフ進出を逃してしまった。 2024年は30人までが進出できるプレーオフ最終戦のツアー選手権に出場。フェデックスポイントランクを14位まで上げたが、レギュラーシーズンでは1勝もできず納得のいくシーズンとは言えなかった。そのトーマスが2019年以来、5年ぶりに日本でZOZOチャンピオンシップに出場する。
2022年の全米プロを最後に優勝から遠ざかる
トーマスの最後の優勝は、2022年の全米プロゴルフ選手権までさかのぼる。 最終日に首位と7打差7位でスタートし、5バーディー2ボギーで首位と並び、プレーオフでウィル・ザラトリスとの対決を制した。劇的な逆転勝利に多くのファンはさらなるトーマスの飛躍を予感していたことだろう。 ところが、それからトーマスはまったく勝てなくなった。 2023年シーズンは2月のWMフェニックスオープンの4位が最高で、メジャートーナメントはマスターズ、全米オープン、全英オープンのすべてに予選落ち。連覇を目指した全米プロも65位に沈み、話題にも上らなかった。 不振の原因はメンタルの問題だったようだ。 不振の原因について、「完璧にプレーしようとするあまり、多くのことを考え過ぎていた。パッティングコーチやスイングコーチの父に頼り過ぎていた」と語り、実際にパッティングコーチのジョン・グラハムとの契約を打ち切った。 周囲のアドバイスに耳を傾け過ぎて消化不良になり、自分を見失っていたということなのかもしれない。 振り返れば、トーマスの初優勝はプロ転向から3年目の2016年、CIMBクラシックだった。 2017年は松山英樹との一騎打ちを制して、SBS トーナメント オブ チャンピオンズで優勝。同年の全米プロゴルフ選手権でも一時首位に立った松山を逆転してメジャー初制覇を果たしたことから、松山のライバルとして記憶している人も多いだろう。 プレーオフ最終戦のツアー選手権にも2016年から毎年出場し続けていたが、2023年はプレーオフに進出することができなかった。プレーオフをテレビで観戦しながら、「この試合に出ることは当たり前のことではなかったのだ」と感じ、ツラい時間を過ごしたという。