昼市復活、灘浦みかんが目玉 富山県氷見市で12月1日開催
富山県氷見市の農水産物を販売する「ひみ昼市」が12月1日、同市漁業文化交流センターで1年3カ月ぶりに復活して開かれる。地元特産の灘浦みかんの生産者から、観光客らに魅力をもっと売り込みたいとの声を受け、昼市を運営する市地域おこし協力隊員の田中紀行さん(35)が実験的に再開を決めた。 ひみ昼市は、地域観光プランナーとして活動する田中さんが2022年9月に始めた。市内の農水産物・加工品の生産者らが観光客が多く訪れる同センターで月1回、野菜や鮮魚などを並べてきた。出店者が減り、昨年10月から休止した。 灘浦地区は県内唯一のみかん産地。ただ、灘浦みかんは生産量が少なく、全国的な知名度は低い。田中さんは、地域おこし協力隊員で灘浦みかんのブランド強化に取り組む布施直樹さんから「氷見以外の人に広めたい」との思いを聞き、昼市を再開することにした。 当日は出荷終盤を迎えている灘浦みかんをはじめ、市内の野菜生産者ら4組が出店し、野菜や加工品を並べる。田中さんは「今後も販路や売る場所がないなど困っている人の声に応え、随時でも開いていきたい」と話している。
昼市は午前11時~午後2時(品物がなくなり次第終了)。