農家「激推し」品種も登場!? 果物をキャラ化「擬人化図鑑」制作へ座談会
福島市観光コンベンション協会は12月23日、同市の四季の里で品種ごとの特徴を捉え、キャラクター化する「くだものの擬人化図鑑」制作に向けた座談会を開いた。参加した生産者らが図鑑に盛り込むため、消費者に伝えたいことや育てにくいポイントなどについて意見を交わした。 見た目などの理由から「規格外」とされ、安価や廃棄になる果物を減らし、果物の正しい知識を消費者に知ってもらおうと企画。昨年7月には、旬のモモを味わうキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ」に合わせ、モモを擬人化した図鑑を作成し、キャラクター化した絵柄とともに8種のモモを紹介した。
7月の頒布目指す
座談会には、同協会や県北地方に住む女性農業者でつくる「ふくしま農業富女子(ふじょし)会」の会員など約20人が参加。モモの擬人化図鑑の拡充や新たにリンゴの図鑑も作成するため、農家「激推し」の品種や盛り込む内容を議論した。リンゴは「ふじ」や「べにこはく」などを擬人化する方針とした。擬人化のデザインはモモの擬人化図鑑に続いて同市在住のイラストレーターico.(イコ)さんが手がける。 今後はモモとリンゴの品種ごとにそれぞれ擬人化し、一つの図鑑にまとめる予定で、7月から始まるピーチホリデイで頒布できるよう完成を目指す。
福島民友新聞社