「驚き、予想外だった…」、ギュンドアン帰還はペップにとって嬉しい誤算に
ジョゼップ・グアルディオラ監督にとって元キャプテンの帰還は嬉しいサプライズとなったようだ。 マンチェスター・シティは23日、バルセロナから元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(33)がフリートランスファーで加入したことを発表。わずか1年での古巣帰還となった19番は1年の延長オプションが付帯する1年契約にサインした。 ギュンドアン自身は今シーズンもバルセロナでプレーを継続する意思があったが、中盤の人材過多と高額なサラリーによる財政面の圧迫という事情により、クラブ主導での売却が図られることになった。 そんななか、中盤と前線の選手層にやや不安を抱えるシティはすぐさま獲得の意思を示すと、ギュンドアンの帰還願望もあって急転直下の復帰が決定した。 獲得発表当日にプレミアリーグ第2節のイプスウィッチ・タウン戦に向けた公式会見に出席したグアルディオラ監督は、長年フットボールの世界に携わってきたなかでも今回のギュンドアン獲得はシンプルに驚きであったと語った。 「たいてい、監督は移籍市場では何でも起こり得ると言っているが、これこそが本当の証拠だ」 「驚き、予想外だった。スタッフもプレーヤーも、彼のことをよく知っている」 「昨年バルセロナで彼がプレーしたクオリティはわかっている。とてもハイレベルだ。可能性が開かれていたとき、我々は何の疑いも持たなかったし、彼が戻ってきてくれて嬉しいよ」 また、元バルセロナ指揮官は加入前のギュンドアンとのやり取りについても説明。同選手自身が復帰を熱望したことが大きかったと語っている。 「重要なのは、彼が戻ってきたいと思っていることだった」 「(スポーツディレクターの)チキ(・ベギリスタイン)から、イルカイが私と話をするため電話したいと言っているという連絡を受けた。彼は私に電話し、状況について尋ねた」 「私は『イエス』と答え、今我々は一緒にここにいる。彼は良いシーズンを送らなければならない」 「彼は引退したり、良い思い出を思い出すために来たのではないという印象だ。我々には将来そうする時間がある。今はスパイクを履いてベストを尽くす時だ」 ギュンドアンの帰還によってチームはブラジル代表FWサヴィオに続く今季2人目の新戦力を補強。ただ、8月30日の移籍市場閉幕までにセルティックの日本代表FW古橋亨梧らが候補に挙がるアタッカーの獲得も噂される。 新たな補強の可能性について問われた指揮官は「何が起こるか分からない。負傷者に関しては何か起こるかもしれないが、そうならないことを願う。今のところはそうは思わない」と、否定も肯定もしなかった。
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