【2024年度】大学独自の奨学金制度とは?特徴と奨学金例
進学の可能性を広げてくれる奨学金制度。 「奨学金制度はたくさんあるけれど、どんなものがあるの?」と思っている保護者のかたも多いのではないでしょうか? 国や地方自治体など、さまざまな団体が実施している奨学金ですが、大学独自の奨学金制度もぜひチェックしてみてください。もしかしたら、志望大学の奨学金制度がご家庭にマッチするかもしれません。今回は、大学独自の奨学金制度についてと、大学ごとの奨学金制度例をご紹介します。
大学独自の奨学金制度の特徴
【そもそも奨学金制度とは?】 奨学金とは、経済的な理由で高校や大学への進学が困難な学生に対して、学費金を給付または貸与する制度です。 奨学金は、国や地方自治体などさまざまな団体が実施しており、在学生を対象とした大学が独自で実施している奨学金制度もあります。 奨学金制度として一番有名で利用率が高いのは、国が実施している「日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金制度。志望大学に関係なく申込可能で、まず初めに検討したい奨学金です。 次にぜひ調べてほしいのが、大学独自の奨学金制度です。 【大学独自の奨学金制度の特徴】 大学独自の奨学金制度の特徴は、「給付型(=返さなくてよい)」の奨学金が充実していること。逆に、「貸与型=借りる」の奨学金は少なめです。 大学のなかには、奨学金制度を売りにしている大学もあり、100種類以上もの奨学金制度を設置しているところもあります。 大学によって奨学金の内容や条件はさまざまなので、保護者のかたはお子さまの志望大学の奨学金制度について、ぜひチェックしてみてください。
大学独自の奨学金制度例~国公立編~
ここから、大学独自の奨学金制度にはどのようなものがあるのかをご紹介します。ぜひ参考に見てみてください。 独自の奨学金制度があるのは、国立大学は86校のうち45校。 公立大学は100校中26校でした。(2024年4月時点 日本学生支援機構の調べより) 【東京農工大学「遠藤章奨学金」】 ・給付型の奨学金 ・10万円/月 ・採用人数 2名 ・経済的理由により修学が困難で、在学中のグローバル人材になり得る学生が対象 東京農工大学の「遠藤章奨学金」は、給付型の奨学金です。 日本学生支援機構の給付型奨学金は最高でも月額6万6,700円なので、月10万円の支給額は高額といえるでしょう。ただし、採用人数は2名のみです。 【宮崎公立大学「MMU成績優秀者奨学金A」】 ・給付型の奨学金 ・入学金相当額を支給(納付免除) ・入試の成績上位者合計7名 国公立大学では数少ない成績優秀者への給付型奨学金です。 家庭の経済状況は関係なく、入試の成績のみで採用が決まります。 国公立大学は、私立大学よりも数は少ないものの、独自の奨学金制度があります。 ぜひ一度志望大学の公式ホームページをのぞいてみてくださいね。