【2024年度】大学独自の奨学金制度とは?特徴と奨学金例
大学独自の奨学金制度例~私立編~
続いて、私立大学の奨学金制度例を見てみましょう。 【青山学院大学入学前予約型給付奨学金「地の塩、世の光奨学金」】 ・給付型の奨学金 ・50万円/年(原則4年間継続支給 ※継続審査あり) ・採用人数 350名 ・青山学院大学を受験し、実家が関東圏以外で自宅外通学する、父母の収入・所得が基準額未満の学生 「地の塩、世の光奨学金」は、大学入学前から申し込みができる給付型の奨学金です。 採用人数は350名。申込資格は「自宅外通学(下宿)」と「家計基準」の2種類なので、比較的採用の間口が広いといえるでしょう。 ただし、継続支給のためには毎年学業成績と家計状況の審査があるため、学業にしっかり取り組むことが求められています。 日本学生支援機構の給付型奨学金の採用者は併願不可です。 【フェリス女学院大学「成績優秀者給付奨学金」】 ・給付型の奨学金 ・支給額は10万円 ・採用人数は各学科ごとに若干名 ・申込不要 ・入試において優秀な成績を収めた学生 奨学金の採用には、家計条件が盛り込まれるものが多いなか、フェリス女学院大学の「成績優秀者給付奨学金」は入試成績のみで判断される奨学金です。 学習状況の審査を経て最長4年間継続給付が受けられます。毎年給付型の奨学金が受け取れるとなると、お子さまも学業をしっかりがんばれそうですね。 【関西大学「家計急変者給付奨学金」】 ・給付型の奨学金 ・24万 円(年額) ・父母の死別や失業、廃業などによる収入減少により家計が急変した学生 家計急変者給付奨学金は、家族の死別や失業、廃業など、著しい収入の減少により家計が急変した学生に対する給付型の奨学金です。 日本学生支援機構の奨学金とは併用不可ですが、有事の際にありがたい制度といえるでしょう。採用要件に学力基準があるため、日頃から勉学に励んでもらいたいところですね。 国公立大学と私立大学の独自奨学金制度を比べてみると、私立大学のほうが充実している印象です。ただし、日本学生支援機構の奨学金と併用不可の場合が多いため、対象となる条件をよく読む必要があります。