GHCナショナル王者・征矢学、挑戦者・マサ北宮へ「ガムの個数論争」敢行…「こんなことでもお前には負けねぇぞ!」…元日「日本武道館」
プロレスリング・ノアの来年元日「日本武道館」で対戦するGHCナショナル王者・征矢学と挑戦者・マサ北宮が5日、都内で調印式を行った。 1日の新宿FACE大会で征矢が近藤修司を破り3度目の防衛を飾った直後に北宮がリングインし挑戦を表明し王者が受諾し実現したタイトルマッチ。会見で北宮は「誰も覚えちゃいないと思うけど」と切り出すと「約1年前、俺と征矢と今、欠場中の稲葉(大樹)このままじゃいけないと奮起を誓い合った」と打ち明け「1年たって征矢がナショナルのベルトを取った。俺には何もない。征矢が結果を出した。1・1は俺の番だと思ってる。日本武道館がマサ北宮幕開けの時だと思っている」と決意を表明した。 これを受け征矢は「3人でユニットになるわけでもなく高みを目指す意味で決起しました。お互いにノアを盛り上げていこうという意味で発進しました」と北宮の回想に思いをはせると、北宮が名乗り出た挑戦を「本来であれば自分の口で逆指名して、リングに上がっていただきたかったが、空気を読まずノコノコとリングに上がってきた。だがその気持ちがうれしい。仲間であれ何であれ、彼に負けたくない」と必勝を宣言した。 そして、ガムをかんでいる北宮に「会見なのにガムくってるのか?」と突っ込むと「何個だ?」と質問。これに北宮が「一個、食っている」と返すと「俺はガムの数でも負けたくねぇんだ」とポケットの中から唐辛子入りの激辛ガムを取り出すと一気にほうばった。ガムの個数を巡る論争が勃発。口の中が唐辛子の辛さで燃え上がる中「口の中、ガムだらけだよ。こんなちょっとしたことでもお前には負けねーぞ」と情熱をさく裂させた。 さらにフォトセッションで北宮が左手を差しだし握手を求めると王者は応じたが、握力で勝る北宮がガチ握りし「離せ」と涙目。さらに再度、握手を挑むも「離せ、分かった…分かった」と懇願。不敵な笑みを浮かべ会見場を後にする北宮へ「ふざけんなコラ!」と捨てゼリフを吐いて抵抗した。両雄の「負けん気」合戦は元日決戦まで果てしなく続く雲行きだ。 ◆元日日本武道館大会全対戦カード ▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合 王者・清宮海斗 VS 挑戦者・OZAWA ▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ NEW YEAR FIRST DREAM 中邑真輔 VS 佐々木憂流迦 ▼GHCタッグ選手権試合 王者組・丸藤正道、杉浦貴 VS 挑戦者組・ジャック・モリス、X ▼GHCナショナル選手権試合 王者・征矢学 VS 挑戦者・マサ北宮 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分3本勝負 王者・ダガ VS 挑戦者・Eita ▼第4試合・スペシャルシングルマッチ 拳王 VS 想い人 ▼第3試合・シングルマッチ Brother vs Brother イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS ガレノ・デル・マル ▼第2試合・8人タッグマッチ NEW YEAR LIMIT BREAK 潮崎豪、モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ VS 藤田和之、石川修司、遠藤哲哉、ブラックめんそーれ ▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/3WAYマッチ 王者組・HAYATA、YO―HEY VS 挑戦者組・AMAKUSA、宮脇純太 VS 挑戦者組・アレハンドロ、カイ・フジムラ ※最初に勝利したチームが、この試合の勝者。 ▼ダークマッチ・NOAH THE RUMBLE(午後3時15分・試合開始 出場選手→小田嶋大樹、大和田侑、晴斗希、谷口周平、タダスケ、菊池悠斗ほか全13選手が出場。 ※2名の選手の対戦から開始、60秒ごとに選手が入場し対戦に加わっていく全13選手によるランブル戦。勝敗は、フォール、ギブアップの他にトップロープ越しに場外に落ちると失格となる「オーバー・ザ・トップロープ」形式を採用。優勝者にはどのGHCタイトルにも挑戦できる権利が与えられる。
報知新聞社