SaaS統合管理クラウド「Bundle by freee」、グループ会社の管理者に閲覧権限を設定できる新機能を提供
フリー株式会社(以下、freee)は12日、SaaS統合管理クラウド「Bundle by freee」において、グループ会社管理機能を提供開始したと発表した。同機能を利用すると、グループ会社・子会社を持つ企業の情報システム部が、グループ会社等の情報システム部に対して、Bundle by freeeで管理している情報の閲覧権限を指定できるとのこと。 Bundle by freeeは、SaaSアカウント管理の効率化を支援するサービスで、SaaSのアカウント発行や削除、アカウントの棚卸し作業を自動化可能。また、外部共有したままのファイルやフォルダの棚卸しを自動化できるほか、アカウント管理に必要となる人事データの統合機能も備えている。 こうした機能を持つ同サービスを、グループ会社・子会社を持つ企業の情報システム部において利用する場合、親会社のシステム管理者が子会社の従業員情報やアプリ情報にアクセスできてしまったり、逆に子会社のシステム管理者が親会社の従業員情報やアプリ情報にアクセスできてしまったりする点が課題になっていたという。 そこで今回は、グループ会社管理機能を提供し、管理者が所属する会社の情報にしかアクセスできないよう、制御をかけられるようになった。freeeでは、これにより、意図しない従業員情報の漏えいやアカウントの不正操作などを未然に防ぎ、安全なアカウント管理を実現するとアピールしている。
クラウド Watch,石井 一志