【フィギュア】和田薫子“トップバッター”でSP2位「プレッシャーなかった」全日本ジュニア
<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇16日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇女子ショートプログラム(SP) 【写真】華麗に舞う和田薫子 “トップバッター”を務めた和田薫子(15=グランプリ東海クラブ)が、66・40点でSP2位発進となった。 今季から参戦したジュニアグランプリ(GP)シリーズで第2戦チェコ大会優勝、第5戦ポーランド大会2位とブレーク中の15歳は、1番滑走で登場した。6人による第1グループには、4番滑走で中井亜美、5番滑走で島田麻央と、ジュニアGPファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)に出場する日本勢が集結。独特の緊張感が漂う中ではあったが、重圧はなかったという。 「プレッシャーはなかった。最初だったので、そのまま自分が思うように滑ることができればいいかなと思っていました」 言葉通り、冒頭でダブルアクセル(2回転半)を成功。2本目のルッツ-トーループの連続3回転はセカンドジャンプで4分の1回転不足となったものの、3本目の3回転フリップは決め、大きなミスなく全3本のジャンプを降りた。持ち味の伸びのあるスケーティングも発揮し、終盤には「遊びで始めた」という逆回転のスピンも披露。高得点をマークし「何とかまとめることができて良かったです」とホッとした表情を見せた。 昨年11月の前回大会はSP7位ながらフリーで15位となり、総合13位にとどまった。今大会は上位8人が12月の全日本選手権へ推薦される見込みとあり「去年の失敗もあったので今年こそは」と意気込んでいる。 17日のフリーでは「タイタニック」を演じる。「今年は自分の思うような演技ができれば。ただ、だからといって硬くならず、自分らしい演技ができればいいなと思います」と思い描いた。【藤塚大輔】 ◆ジュニア女子SPの上位成績 <1>72・69点 島田麻央(木下グループ) <2>66・40点 和田薫子(グランプリ東海クラブ) <3>64・54点 櫛田育良(木下アカデミー) <4>62・58点 河野莉々愛(木下アカデミー) <5>62・52点 中井亜美(TOKIOインカラミ) <6>60・60点 宮崎花凜(MFアカデミー) <7>60・31点 金沢純禾(木下アカデミー) <8>59・06点 村上遥奈(木下アカデミー) <9>58・23点 岡万佑子(木下アカデミー) <10>58・06点 上薗恋奈(LYSインカラミ)