“日本一のキャプテン”横浜DeNA牧秀悟選手がリーダー論を語る「行動と言葉選び」 大舞台での勝負強さの秘訣は「日頃からの準備」 パパになって変わったことは
プロ野球横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手が、キャプテン就任1年目で26年ぶりの日本一に導いた2024年シーズンを振り返った。チームをまとめる難しさに直面しながらも、言動や行動に気を配り、リーダーシップを発揮。大舞台での勝負強さの秘訣は、日頃からの準備にあると語った。4年連続20本塁打を記録し、来季は30本以上を目指すという。 【画像】日本シリーズ第5戦でホームランを放つ 牧秀悟選手
日本一の瞬間「感情を爆発」
2024年シーズン、横浜DeNAベイスターズのキャプテンに就任した牧秀悟選手(長野県中野市出身)。 チームはセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズでソフトバンクを破って26年ぶりの優勝を果たした。 --日本一の瞬間は? 「今でも忘れないくらい覚えています。爆発したというか、感情を全部さらけ出したという感じです。キャプテンになって1年目でもありましたし、シーズンは3位で終わってしまったので本当に悔しい思いをしましたが、クライマックスシリーズと日本シリーズを勝ち抜いて日本一になれたというのは、自分の野球人生においてすごく良い1年だったと思っています」
牧選手の「リーダー論」
--みんなをどう引っ張りましたか? 「大学(中央大)でもキャプテンをやりましたが、プロの世界でのキャプテンは年齢が上の方もいれば下のメンバーもいてまとめるのはなかなか難しかったです。プロの世界はある程度、みなさん勝利に向かって準備はするので、一番は言動というかみんなの前で話す時に今までよりも言葉を選ぶことをすごく意識した1年間だったと思います」
大舞台での勝負強さの秘訣は
牧選手の特徴が大舞台での勝負強さ。 2勝2敗で迎えた日本シリーズ第5戦では、スリーランホームランを放ち勝利に貢献、日本一に王手をかけた。 --チャンスを活かす秘訣は? 「大きな舞台で打つというイメージを練習の時から心がけるのを大事にしています。自信をつけて試合や打席に立たないと引いてしまうものがあるので、とにかくやることをやって挑むだけという感じです」 3年連続出場のオールスターゲームでも、第1戦で2本のホームランを放ち初のMVPに輝いた。
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