福岡雷山を拠点に活動する古川龍之介、16年ぶりの下部ツアー出場の池田勇太、親子兄弟出場も多数!【萩原菜乃花の次に花咲くABEMAツアー注目選手・ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山編】
「ABEMAツアーはゴルフの面白さがわかるトーナメント」と話すのは、ABEMAツアーで実況やリポーターを担当する萩原菜乃花。「ゴルフの面白さのひとつは年齢を問わず、競えることだと思います。この試合では最年長は55歳の手嶋多一プロで最年少が14歳のアマチュア中上遼真選手と実に41歳差! また親子や兄弟で出場もいるんです」。福岡雷山ゴルフ倶楽部で6月5日~7日の日程で開催されるジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山に出場する萩原の注目選手を紹介していこう!
はぎわら・なのか。名門日本大学ゴルフ部に所属して腕を磨き、ベストスコアは75。学生時代から週刊ゴルフダイジェストなどに登場。大学卒業後はライムライト所属のフリーアナウンサーとして活動中。
福岡を拠点に活動中・古川龍之介
今回、燃えに燃えている選手がいるので紹介します! それはプロ2年目の古川龍之介選手。先週の太平洋クラブチャレンジで紹介した新村駿選手と日大の同級生で、大学4年時はキャプテンを務めました。なぜ、今大会で燃えているのかというと、会場である福岡雷山ゴルフ倶楽部を練習の拠点としているから。「優勝して雷山に恩返しをしたい」とのコメントをもらいました。
そんな古川選手は大学3年時にマッチプレーの「日本学生ゴルフ王座決定戦」で優勝していますが、大学4年時に出場した日本アマでは3日目に2位に2打差の首位に。最終日最終ホールまで首位タイで迎えるも、逆転負けを喫します。また、昨年のこの大会では最終日に一時独走態勢を築きますが、後半大きく崩れて、最後のバーディパットが決まらずプレーオフ進出を逃すなど、本人も自身の改善点に「勝ちきれなさ」を挙げています。 詳しく聞くと、「実は、競技人生で複数回あるプレーオフで一度も勝てていないですし、日本アマや昨年のこの大会でもいいとこまでは行くのですが、抜け出せなくて勝てない……。いま悩んでいるのはリーダーボードを見るべきか、見ないべきかという問題です。レギュラーツアーなら選手1人につき1人のキャディさんがいるので、自分で見なくても聞けるんですがABEMAツアーではそれができない。昨年でいえば、5打差がついてたときにあえて見ていなかったので知らなかったんですが、11番ホールでトリを叩いたときに知っていれば、もしかしたらその後の3つのボギーを回避できたかもしれないなと。最終ホールでボードを見て、『これを入れたらプレーオフ』ということを知って、余計プレッシャーがかかってしまって」と悩みを吐露してくれました。 でもプロ2年目のいま、この経験をしていれば、今後のツアーで大化けの可能性があると私は思っています。6年前に購入し、手放せない1本となっている『オデッセイ ホワイト・ライズiX パター #1SH』は、イ・ボミ選手が賞金女王のときに使用していたモデル。「他のプロが使用しているパターに比べると化石みたいなものです(苦笑)。でも、新しいモデルを試しても、どうしてもここに戻ってきてしまうんです」と話す相棒と一緒に、勝ち切るゴルフをお世話になっている人たちの前で見せられるか、注目したいです。