早大が4年ぶりの帝京大戦勝利 ルーキーWTB田中健想が5トライの大爆発/関東対抗戦
ラグビー関東大学対抗戦(3日、早大48-17帝京大、秩父宮)4戦全勝同士の激突は、大学3連覇王者の帝京大から7トライを奪った早大が快勝。対抗戦では4年ぶりとなる帝京大からの勝利を奪った。早大は4戦全勝。筑波大を31-0で下した明大が5戦全勝と、全勝は2チームになった。 前半13分、早大は相手ゴール前でラックを連取。SO服部亮太の飛ばしパスを受けたWTB田中健想が先制トライを奪った。田中は19分、21分と3連続トライ。後半6分、40分にもトライを挙げ、この日5トライの活躍を見せた。 前半、0-19までリードされた帝京大は、27分、35分と早大ゴール前でのチャンスからFL青木恵斗主将が連続トライを返し、10-19と差を詰めた。しかし、早大は前半終了間際、ラインアウトからこぼれたボールをHO佐藤健次主将がうまく処理し、相手の頭越しのパスを受けた服部がトライ(ゴール)を決め、26-10として前半を終えた。 後半も早大のペースは続く。田中のトライのあと、14分にはCTB野中健吾がPGに成功。27分には服部が2トライ目を決め、43-10まで差を広げた。終了間際、帝京大のパスを自陣で田中がインターセプトして走り切り、自身5本目のトライ。その後、帝京大も1トライを返し、48-17で試合を終えた。5トライの田中は「個人としてもチームとしても、帝京大をターゲットにしてきたのでうれしい」と声を弾ませた。