【箱根駅伝】往路は青山学院大が2年連続優勝、“若の神”若林宏樹が5区で逆転 2位に中央大学、3位は早稲田大学
第101回箱根駅伝の往路は、青山学院大学が2年連続で優勝した。最終の山登り5区で若林弘樹(4年、洛南)がトップに躍り出て、そのままゴールテープを切った。2位には、1区・吉居駿恭(3年、仙台育英)の好走が光った中央大学が、3位には早稲田大学がそれぞれ入った。青山学院大とともに、3強として優勝候補に挙がった駒澤大学は4位、國學院大學は6位となった。(記録は速報) 【写真】中央大の吉居駿恭は独走してトップで襷を渡した(撮影・松崎敏朗)
第101回箱根駅伝 往路結果(10位まで)
1月2日@東京・大手町~箱根・芦ノ湖間の107.5km 1位 青山学院大 5時間20分01秒 2位 中央大 5時間21分48秒 3位 早稲田大 5時間22分30秒 4位 駒澤大 5時間23分17秒 5位 創価大 5時間23分38秒 6位 國學院大 5時間25分26秒 7位 城西大 5時間25分58秒 8位 立教大 5時間27分27秒 9位 東洋大 5時間27分53秒 10位 日本体育大 5時間28分03秒
1区で中央大学のエース・吉居駿恭が独走
1区は、当日のエントリー変更で起用された中央大・吉居が序盤から独走し、トップで溜池一太(3年、洛南)に襷(たすき)を渡した。1分32秒差の2位は駒澤大。帰山侑大(3年、樹徳)がエースの篠原倖太朗(4年、富里)につないだ。國學院大は6位で平林清澄(4年、美方)に、青山学院大は10位で黒田朝日(3年、玉野光南)に、それぞれ襷リレー。
2区は3人が区間新記録をマーク
各大学のエースがそろう2区。1区のリードを守り、中央大学がトップ通過。その後に東京国際大学、青山学院大、創価大学、駒澤大が続いた。区間記録は、3人が区間記録を更新。東京国際大のリチャード・エティーリ(2年、シル)が1時間5分31秒で区間賞を獲得し、創価大の吉田響(4年、東海大静岡翔洋)が1時間5分43秒、青山学院大の黒田が1時間5分44秒をマーク。國學院大の平林は、1時間6分38秒で区間8位だった。
3区は中央大学・本間楓が区間賞
3区通過時点のチーム順位は、中央大学、創価大、青山学院大、駒澤大、早稲田大、國學院大。区間賞は、中央大学の本間颯(2年、埼玉栄)が、創価大のスティーブン・ムチーニ(2年、ミクユニ)をおさえて獲得。出雲駅伝、全日本大学駅伝で区間賞を受賞した青山学院大の鶴川正也(4年、九州学院)は区間4位。早稲田大学の山口竣平(1年、佐久長聖)が区間3位の走りで、順位を六つ上げた。