自動車免許のない「専業主婦」です。移動の負担軽減のため、できれば車に乗りたいのですが、「子育てと家事」をしながらでも「免許取得」を目指せるでしょうか？

自動車免許をもっていない方でも、毎日の買い物や子どもの送迎のために免許取得を考える方も多くいるでしょう。しかし、子育ての合間に免許を取得できるのか不安に感じる方もいるかもしれません。本記事では、免許取得までにかかる期間の目安や有効期限、教習所の料金を抑えるポイントなどを紹介します。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる？ ペナルティが発生する場合についても解説

主婦が自動車免許を取得するまでにかかる期間

教習所に通って免許を取得する場合、一般的には2～3ヶ月ほどかかるといわれています。しかし、育児中であれば急なトラブルが発生して、教習をキャンセルしなければならない場面もあるかもしれません。専業主婦であれば免許取得に6ヶ月ほどかかると考え、ゆとりをもったスケジュールを立てることが大切です。 ■教習所に通う際は有効期限に注意 専業主婦は学生よりもライフスタイルの制約が多く、スムーズに教習を受けられない場合があります。そのため、免許取得までにかかる期間が長くなる可能性があります。自動車教習には、以下のとおり法律で定められた4段階の有効期限があります。 ・教習所に入所してから卒業するまでの期限：9ヶ月 ・仮免許学科試験の合格：3ヶ月 ・仮免許証の取得：6ヶ月 ・卒業検定の合格：3ヶ月 有効期限を過ぎてしまうと基本的には延長できず、支払った費用も返金されないため、それまでの努力や費用が無駄になってしまいます。そのため、計画的に教習を受けるためには、事前にスケジュールを立てておくことが大切です。家庭や育児の状況を考慮しながら、無理のないペースで進めていきましょう。 ■教習所に託児所があるか確認しよう 小さな子どもがいる方は、託児所が併設されている教習所を探しましょう。教習所によっては、無料で子どもを預かってくれる保育サービスを提供しているようです。託児所が併設されていれば育児や家事の合間にしっかりと集中して学べるようになるため、短期間で免許を取得できる可能性もあるでしょう。

生活費に負担をかけない免許取得のポイント

ここでは、生活費に負担をかけず免許取得を目指したいと考えている方に向けて、教習を安く受けるためのポイントを紹介します。 ■閑散期を狙って入校する 免許取得費用を節約したい方は、繁忙期を避けて閑散期の入校を目指しましょう。夏休みや冬休みなどの長期休暇中は学生が多く参加するため、教習所が混雑し、料金も高くなる傾向です。 一方、4～7月、10～11月などの閑散期に申し込むと、繁忙期よりもリーズナブルな料金で教習を受けられる可能性があります。また、閑散期は生徒も少なくなるため、教習の予約が取りやすく、スムーズに進められるメリットもあります。 ■教習所のキャンペーンを利用する 多くの教習所では、特定の期間に割引キャンペーンを実施していることがあります。キャンペーン期間を狙って入校すれば、通常の料金よりもお得に免許取得を目指せるでしょう。ただし、キャンペーンの内容や適用条件は教習所によって異なります。希望する教習所のホームページを定期的にチェックし、タイミングを逃さないようにしてください。 ■AT限定免許の取得にする MT車を運転する必要がない場合は、AT限定免許の取得をおすすめします。AT限定は、MTに比べて安く取得できる傾向があるため、経済的な負担が軽減されます。普通車のほとんどはAT車であり、先進的な安全装置も多く搭載されているため、AT限定免許でも普段の生活に不便を感じる場面はほとんどないと考えられます。

専業主婦でも自動車免許の取得はできる

家事や育児に忙しい専業主婦でも、計画的にスケジュールを組んで教習を受ければ免許取得は可能だと考えられます。ただし、教習所には有効期限が定められています。決められた期限内に免許を取得できるよう、計画的に通うことが大切です。 子どもの預け先がなくて困っている場合は、託児所のある教習所の利用がおすすめです。また、生活費の負担を軽減したい場合は、教習所の閑散期を狙ったりキャンペーンを利用したりしましょう。 執筆者：FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー