【NFL】NFLに復帰した動機を語るカウボーイズDCジマー、「ひどいコーチだと思われたくはない」
解任された後、解雇されたからチームにはあいさつをしなかったと述べたジマーは、それ以来、バイキングスの試合も見ていない。
ジマーが今年、バイキングスに再び興味を持つようなことがあれば、それはバイキングスだけではなく、カウボーイズにとってもプラスになる可能性が高い。
2024年シーズンに両チームが対戦し、ジマーにバイキングスの試合を集中して見ることを余儀なくさせる唯一の方法は、両チームともプレーオフに進出することだ。
それは、過去3シーズンでいずれも12勝を挙げ、昨季には地区優勝も果たしたカウボーイズが期待していることだろう。
ジマーが引き継いだディフェンスは、カウボーイズが近年のレギュラーシーズンに圧倒的な成績を残す上で重要な役割を果たしてきた。現在はワシントン・コマンダースのヘッドコーチを務めているダン・クインが守備コーディネーターに就任した初年度に、被得点で7位につけたカウボーイズ守備陣は、過去2シーズンに連続で5位に位置している。
さらに、オールプロに選出された経歴を持つラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズやコーナーバック(CB)トレボン・ディッグス(昨季は2試合を除くすべての試合を欠場)を筆頭に、主力選手のほとんどが戻ってきた。それに加え、バイキングス時代にジマーの指導を受けていたLBエリック・ケンドリックスは、ジマーと和解し、カウボーイズのディフェンスの中心で司令塔として活躍することになっている。
ジマーが、その指導力が今も健在であることを人々に示すための準備は整っている状態だ。
しかし68歳のジマーは、たとえカウボーイズのディフェンスを指揮して大成功を収めたとしても、それが他の場所でヘッドコーチに就任する機会につながるとは期待していないようだ。
「私よりも成績が悪かった人が2回目のチャンスを得ることもあるが、自分の年齢を考えると、そうなるとは考えていない」と語ったジマーは「そして今は、どのチームもクオーターバックを指導できる人を求めている。それが現実だ」と続けている。
とはいえ、どちらにしてもスーパーボウルリングを得るに越したことはないだろう。