※速報※【衆院選】世耕弘成氏が和歌山2区から立候補・後援会承認
自民党の裏金問題で離党した和歌山県選出の世耕弘成参議院議員(61)が、10月5日午後、和歌山県田辺市内で後援者を集めて緊急総会を開き、10月15日に公示される予定の衆議院選挙で、和歌山2区から無所属でくら替え立候補することを表明し、全会一致で承認されました。このあと5日の午後3時から記者会見を開いて、正式に立候補を表明する見込みです。 世耕氏は大阪市出身で、早稲田大学からNTTを経て、1998年、叔父の世耕政隆氏の死去に伴う参議院和歌山県選挙区の補欠選挙で自民党から立候補して初当選して以来、5期連続で当選しています。 この間、安倍内閣で経済産業大臣や内閣官房副長官などを歴任したほか、自民党の参議院幹事長も務めましたが、政治資金パーティーをめぐる裏金問題の責任を問われて離党勧告を受け、2024年4月に離党しました。 世耕氏は緊急総会で「派閥の裏金問題で刑事的には不起訴となったが、その後の国会で外交などの重要課題の審議が出来ない状態となり、その責任を取ってあえて離党した。ご迷惑とご心配をおかけした」と陳謝したうえで「26年間の議員経験を活かして、もう一回和歌山の発展と国のためにチャンスを与えていただけるのか、国民に謙虚にうかがう選挙にしたい」と訴え、拍手で承認されました。 一方、和歌山2区には、裏金問題を巡る政治不信を招いたとして、今回の衆議院選挙への不出馬を表明した二階俊博元・自民党幹事長(85)の三男で新人の二階伸康氏(46)が自民党公認での立候補を表明していて、保守分裂の激戦が確実視され、裏金問題や世襲への是非も争点になりそうです。 このほか和歌山2区では、共産党の新人・楠本文郎氏(70)と、無所属の新人・本間奈々氏(55)も立候補を表明しています。