伸びる「機能性表示食品」市場 トクホからシフト進む?
「あくまでメーカーの主張」不安の声も
グリコでは「機能性表示食品は情報感度の高い20歳代男性も関心が高いというアンケート結果もある。メーカー側が効果を証明すればよいため、今後は食品メーカー全体が機能性表示食品を追求していくのではないか。今後はスーパーマーケットなどの店頭で機能性食品コーナーなどを展開していってもらうなど、認知度を上げるのが課題」と話しています。 消費者庁の審査が不要になったことで、食品の機能性表示が容易に行えるようになったということはあくまでメーカーの主張に基づいたものを表示しているともいえ、消費者団体などからは「チェック基準があいまい」「安全性が確認できないものも含まれやすい」と不安の声もあります。また表示された効果も個人差があることが予想されるだけに、消費者も自分に必要なのか、体質に合うのかといった面を注意深くみる必要がありそうです。