バイエルン、ムシアラの“14秒弾”やケインのハットで6発快勝!…町野修斗所属のキール下し3連勝
ブンデスリーガ第3節が14日に行われ、ホルシュタイン・キールとバイエルンが対戦した。 12年ぶりの無冠という不本意な結果で昨シーズンを終えたバイエルンは、今夏にヴァンサン・コンパニ新監督を招へい。初陣となった開幕節ではヴォルフスブルクに3-2で競り勝つと、続く第2節はフライブルクに完封勝利を収め、連勝という上々の形でシーズンをスタートさせた。3連勝を目指す今節はホルシュタイン・キールの本拠地に乗り込んでの一戦となる。ホルシュタイン・キールの町野修斗は3試合連続でスタメンに名を連ねた。 試合開始からわずか14秒でバイエルンがスコアを動かす。相手DFのクリアをキム・ミンジェが頭で跳ね返すと、ルーズボールを拾ったハリー・ケインが相手DFのラインに背後へ落とし、抜け出したジャマル・ムシアラがGKとの1対1を制してネットを揺らした。7分には前線からハイプレスを敢行し、セルジュ・ニャブリが縦パスをカットすると、このボールをボックス内左のケインがダイレクトでゴール左下隅に沈め、早い時間で2点のリードを奪う。 完全に主導権を握ったバイエルンは13分、相手のパスミスを拾ったムシアラが巧みなドリブルでゴール前に侵入し、相手DFのオウンゴールを誘発。その後も攻撃の手を緩めず、25分にはジョシュア・キミッヒの左CKからニャブリのシュートが左ポストを叩き、ケインやキングスレイ・コマンにも決定機が訪れる。43分、左サイドを駆け上がったコマンがボックス手前中央にラストパスを送り、ケインが狙い澄ましたシュートを沈めてリードを4点に広げた。 4点ビハインドで後半を迎えたホームチームは、47分に町野が起点を作り、左からのクロスにベネディクト・ピヒラーが頭で合わせるも枠を捉え切れず。一方のバイエルンは後半から投入されたミカエル・オリーズにボールを集めながら追加点のチャンスをうかがう。59分にはキミッヒの左CKのこぼれ球をコマンが狙ったが、GKティモン・ウェイナーが足で枠外へ弾き出した。その後は両チームともに選手を入れ替え、町野も64分にピッチを後にしている。 65分、バイエルンはアルフォンソ・デイヴィスがボックス左角付近からミドルシュートを放つと、GKが片手で弾いたこぼれ球をオリーズが押し込み5点目。オリーズは嬉しい加入後初ゴールとなっている。大量のビハインドを負ったホルシュタイン・キールは82分、左サイドを駆け上がったティモテウシュ・プハチの正確なクロスにアルミン・ギゴヴィッチが頭で合わせ、意地の1点を叩き込む。 その後もヤン・フィーテ・アルプのシュートがクロスバーを叩くなどチャンスを作ったホルシュタイン・キールだが、89分にカール・ヨハンソンがケインをボックス内で倒してPK献上。これをケインが自ら決めてハットトリックを達成した。試合は1-6で終了し、バイエルンが3連勝を飾った。次節は21日に行われ、ホルシュタイン・キールはボーフムと、バイエルンはブレーメンといずれもアウェイで対戦する。 【スコア】 ホルシュタイン・キール 1-6 バイエルン 【得点者】 0-1 1分 ジャマル・ムシアラ(バイエルン) 0-2 7分 ハリー・ケイン(バイエルン) 0-3 13分 ニコライ・レンベルグ(オウンゴール/バイエルン) 0-4 43分 ハリー・ケイン(バイエルン) 0-5 65分 ミカエル・オリーズ(バイエルン) 1-5 82分 アルミン・ギゴヴィッチ(ホルシュタイン・キール) 1-6 90+1分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
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