特集「キャッチ」【世界初】「低軌道衛星」を使った遠隔ロボット手術 成長する宇宙産業は医療の分野にも 福岡で操作して福島で手術
通信コストは
今回の遠隔手術でかかった通信コストは、アンテナの費用なども含めておよそ96万円です。福大病院によりますと、これまで行われてきた遠隔ロボット手術の実証実験に比べ、通信費用を大きく抑えることができました。 ■佐藤医師 「例えば、一日に2例の手術が精いっぱいだったのが、3例、4例できるかもしれません。外科医に“なり手”が少ないと言われたりします。そんな中、一人一人の外科医の生産性を上げるというのもあるかもしれません。」 ただ、実用化に向けては、遠隔治療のガイドラインの整備やセキュリティの強化など、安全面の課題を解決しなければなりません。 どこでも格差のない医療が受けられるように。外科医不足の中、期待が寄せられる“遠隔医療”の発展へ。大きな一歩が福岡から踏み出されました。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年9月4日午後5時すぎ放送