東芝2015年第3四半期連結決算発表(全文1) 業績予想7100億円の赤字
内部管理体制の強化および企業風土の変革についてなど
続きまして新生東芝アクションプランの柱の1つ、内部管理体制の強化および企業風土の変革について、12月21日以降の取り組みをご説明いたします。詳細は資料をご覧いただきたいと存じますけれども、まず、指名委員会へのCFO人事に関する同意権の付与についてご説明をいたします。会計問題の再発防止の観点から、CFOによる牽制機能強化、独立性強化を目的に、CFOの選解任権につきましては、取締役会の人事案の提出の前に指名委員会の同意をうるプロセスを追加することを、本日の取締役会で決定をいたしました。 次に相談役制度の廃止についてご説明をいたします。企業風土の変革の取り組みの一環として、今般、相談役制度の廃止について社内決定をいたしました。正式には6月の株主総会で相談役に関する定款変更議案を上程いたしますけれども、現在、相談役の西室相談役につきましては3月末日、岡村相談役につきましては6月の株主総会終了時に退任され、現任者の退任をもって制度を廃止いたします。今後、会長、社長退任社につきましては、名誉顧問といたします。名誉顧問とは会社経営とは一線を画す名誉職でございまして、社外活動を通して会社のプレゼンスの維持・向上をお願いすることになります。 また、顧問制度につきましても、役員退任者が一律に就任をする現在の制度は廃止をすることを決定いたしました。今後は当社グループとして必要なミッションを有し、対外的な活動をする中で、東芝として不可欠な人材のみ、指名委員会の同意を得た上で任命をいたします。 予算策定プロセスおよびカンパニー業績評価制度の見直し。社長信任調査および経営幹部向けリーダーシップ調査、360度サーベイでございます。これにつきましては過日公表をさせていただきましたとおりでございます。なお、社長信任調査の結果につきましては、指名委員会による執行役社長選定案策定時の参考としてのみ利用するため、私自身を含め開示はされないということになってございますので、ご理解をいただきたいと存じます。 私は新生東芝アクションプランを完遂することで東芝グループが新しく生まれ変わり、全てのステークホルダーの皆さまから再び信頼を得られるよう、引き続き先頭に立って全力を尽くしてまいります。関係者の皆さまには引き続きご理解、ご支援賜りたく、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。