育成29人で煽る競争 西武が目指す“大幅入れ替え”…たっぷり残る支配下枠の行方
最下位から“脱出”へ、カギを握る「8枠」
今季49勝91敗3分けの成績でパ・リーグ最下位に沈んだ西武の“補強”に注目が集まる。今季は開幕から波に乗ることができず、2021年以来3年ぶりの最下位に。今オフにはオリックスで2年間プレーしたレアンドロ・セデーニョ内野手の獲得を発表したものの、現時点で支配下登録選手は「62」となっており、残り「8」の枠に視線が注がれている。 【動画】「こんな綺麗な人が…最高すぎる!」 熱すぎる西武愛が爆発した朝ドラ女優 今季は増田達至投手、岡田雅利捕手、金子侑司外野手が現役生活に終止符を打った。増田は2015年に最優秀中継ぎ、2020年に最多セーブのタイトルを獲得するなど通算194セーブ、109ホールドを挙げた。金子は盗塁王に2度(2016、2019年)に輝くなど通算225盗塁をマークした。外国人選手は3人が退団、支配下では9人が戦力外(育成再契約を含む)となり“大幅入れ替え”が予想される。 外国人ではジェフリー・ヤン投手、ヘスス・アギラー内野手、フランチー・コルデロ外野手が自由契約に。大砲候補として期待されたアギラーは30試合で打率.204、2本塁打だった。シーズン途中で支配下選手に昇格したアンソニー・ガルシア外野手は再び育成契約となった。 宮澤太成投手、浜屋将太投手、大曲錬投手、赤上優人投手の4投手と野田海人捕手、陽川尚将内野手、ブランドン内野手、鈴木将平外野手、高木渉外野手が戦力外通告を受けた。 現役ドラフトでは本田圭佑投手がオリックスに移籍し、新しく平沢大河内野手がロッテから加入した。ソフトバンクから戦力外通告を受けた仲田慶介内野手、日本ハムを戦力外となった黒木優太投手と育成契約を結んだ。 ドラフト会議では齋藤大翔内野手をドラフト1位、渡部聖弥内野手をドラフト2位で指名するなど、7選手を支配下選手で獲得。また育成指名でも7選手を指名し、育成選手は29人となった。
Full-Count編集部