【速報】兵庫県知事選 前尼崎市長の稲村和美氏が出馬表明「かつてない危機、職員との信頼関係が大切」失職した斎藤前知事は「映画『ロッキー』を見た。ノックアウト寸前でも立ち上がる」7人が出馬意向の乱戦に
兵庫県の斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う次の兵庫県知事選挙に、前尼崎市長の稲村和美氏(51)が立候補することを正式に表明しました。 【兵庫県知事選】過去最多6人が出馬意向で混戦「候補者出せないとは言えず」最大会派の自民は右往左往 稲村氏は、兵庫県議会議員を経て、2010年に38歳で尼崎市長選に無所属で立候補し初当選しました。当時、女性市長としては全国最年少で、任期中は子育て支援などの政策を行い、市長を3期務めました。先月、稲村氏を支援する市民らによる政治団体が立ち上がり、稲村氏に立候補の要請をしたということです。 稲村氏は会見で、「いま兵庫県はかつてない危機にさらされている。このままにしておくことはできないと出馬を決心した。兵庫県のニュースが全国を駆け巡っていることに歯がゆい思いをしていた」と出馬に至った経緯を語りました。 また「県議時代、そして尼崎市長時代にたくさんの経験をした。政治を進めるためには職員との信頼関係が一番大切だ」としたうえで、「(出馬することで)もっといい兵庫にしていくためのきっかけにせなアカンやろと、たくさんの方に声をかけていただいた。一度は政治からの引退を考えていたが、もう一度頑張りたい。県民の声が届く風通しの良い県政にしたい」と抱負を語りました。 また、斎藤前知事の一連の対応や失職しての再出馬についてどう思うのかを報道陣に問われると、「当初から告発された側が公益通報もせずに、第三者委員会も立てずに調査をするのはおかしいと思っていた。一連の過程の中で、そのやり方を見直すチャンスは(斎藤前知事には)何度もあった。はがゆい思いをして見ていた」と斎藤氏や県幹部の対応について疑問を呈したうえで、「身近な皆さんから『兵庫県どうなっちゃうの?』県外に行っても『兵庫県は大丈夫なの?』と言われると聞いた。それに対して(斎藤氏が立候補したことで)“兵庫県は大丈夫だよ”と言えない状況になってしまった。市長を退任したときに政治活動はしないと一旦は決めていたが、そういった周りの皆さんの声に背中を押された」と話しました。
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