DeNA・伊勢大夢が来季先発に挑戦 球団では山口俊が転向3年目で2桁勝利
DeNA・伊勢大夢投手(26)が12日、横浜市の球団事務所で契約交渉に臨み、会見の席で来季の先発挑戦を明言した。1750万円減の年俸9250万円(推定)で更改。勝ちパターンの一角として救援陣を支えてきた5年目の右腕は、投手としての価値の向上や新戦力が台頭してきたチーム事情を踏まえて決断した。ローテーションの柱を目指し、競争に挑む。 ▼救援から先発に転向した主な投手 ★山口俊(DeNA) 2010-12年に3年連続20セーブ以上をマーク。14年6月に7年ぶりに先発へ再転向し、同年は8勝、16年には11勝。巨人では19年に15勝を記録するなど最多勝、勝率第1位、最多奪三振の3冠。 ★山本由伸(オリックス) 18年に中継ぎで飛躍し、19年に先発へ再挑戦。同年は最優秀防御率を獲得。21-23年は最優秀防御率、最多勝、勝率第1位、最多奪三振、MVP、沢村賞を3年連続で戴冠。 ★平良海馬(西武) 救援で21年に39試合連続無失点のプロ野球記録を樹立し、22年は最優秀中継ぎに。先発に転向した23年は11勝をマーク。今季後半戦に中継ぎに配置転換された。 ★摂津正(ソフトバンク) 1年目の09年から2年連続で最優秀中継ぎ。11年に先発へ転向し、12年は最多勝、最優秀投手(勝率1位)、沢村賞に。ソフトバンクでは15年に転向した千賀滉大が20年に防御率、勝利、奪三振で3冠、今季転向したモイネロは最優秀防御率に輝いた。