川俣高の魅力発信に取り組む（右から）渡辺さん、松浦さん、瀬川さん、若林さん

　２０２５（令和７）年度からの入学生を全国募集する福島県川俣町の川俣高に、母校のアピール役を担う「川高魅力伝え隊」が発足した。生徒が写真共有アプリ・インスタグラムを使い、学校行事や校舎周辺の四季折々の姿などを投稿している。生徒は「全国から一人でも多くの生徒に来てもらい、学校を盛り上げたい」と誓っている。 　運営しているのは松浦れもんさん（１７）、瀬川愛心さん（１６）、渡辺明日香さん（１６）、若林広美さん（１６）＝全員２年生＝の仲良し４人組。全国募集に合わせ学校の情報発信を強化しようと、加藤香洋校長が隊員に任命した。 　９月に本格的に活動を始め、修学旅行や地域住民との交流の写真、雪が舞う町の様子などの動画も掲載している。「インスタ映え」を意識し撮影法にこだわるなど、閲覧数を増やす工夫を重ねている。最終的には米谷博輝教頭が適切な内容かどうか確認し、投稿しているという。 　現在のフォロワーは２００人ほどだが、目標は１万人だ。生徒は「先生や地域が応援してくれて、夢をかなえられる。そんな川高の良さを伝えたい」と前を見据えている。

　川俣高は１９０８（明治４１）年に町立染織補習学校として創立し、１９４８（昭和２３）年に県立高となった。