「これ以上ない成功を収めた」桜庭大世のTKO勝ちに海外反応 “SAKURABA”が「最高の形で勝利」
12月31日に埼玉スーパーアリーナで開催された、総合格闘技「RIZIN.49」で桜庭和志の息子、桜庭大世が衝撃のMMAデビュー戦勝利を飾った。 【動画】狙いすました一撃からのパウンド地獄 桜庭Jr.の秒殺KOシーン かつて日本の格闘技界のシンボル的存在となっていた父・和志と同じ入場テーマ曲、さらにプロレスのマスクを被ってのリングインなど、入場時から観客を惹きつけるパフォーマンスを披露した大世。そして試合でもキャリアで大きく上回る矢地祐介を相手に打ち合いを演じ、ゴングからわずか26秒でのTKO勝利とまさにセンセーショナルな勝ちっぷりで会場を大いに沸かせた。 そして、この試合の勝利により、海外メディアでも「SAKURABA」の名前が大きく躍っている。米格闘技メディア『CAGESIDE PRESS』が、「PRIDEレジェンドの息子、タイセイ・サクラバ、MMAデビュー戦で41戦のベテランを撃破」と銘打ったトピックを配信、大世の白星を伝えた。 その中では、「『PRIDE』の伝説的ファイターであり、UFC殿堂入り選手でもあるカズシ・サクラバの息子、タイセイが、大晦日の『RIZIN DECADE』でMMAデビューを果たした。このデビュー戦は、これ以上ないほどの成功を収めた」として、この日の結果を称賛している。 さらに、「サクラバは、埼玉スーパーアリーナで、かつて父が活躍した同じ舞台でユウスケ・ヤチの夜を早々に終わらせた。ヤチの蹴りをキャッチしたサクラバはそれを起点に相手を倒し、追撃のグラウンド&パウンドを放った」と早期決着となった試合展開を振り返った。 また、レフェリーがストップしたタイミングについても、「試合が早々に終わったという意見もあるかもしれないが、ヤチは確実にダメージを受けていた。そして、その責任はレフェリーにあり、サクラバにはない」と指摘。その上で、「サクラバは、デビュー戦で最高の形で勝利を収めたのだ」と改めて試合内容を絶賛している。 大晦日のリングという「破格」のデビュー戦で、ベテランに怯むことなくアグレッシブに攻め抜いた戦いぶりは、まさにポテンシャルの高さを感じさせるものだった。そして、偉大なる父と同じストーリー紡ぐべく、その名前をふたたび世界に轟かせていくことも期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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