72歳・ひとり暮らしの「リアルな食事」。余ったおかずも、盛り合わせにすれば華やか
53歳で夫が急逝し、およそ20年間ひとり暮らしを続ける料理家の足立洋子さん(72歳)。料理をつくるのがおっくうになりがちな「自分ひとりだけの食事」も、さまざまな工夫をしながら楽しんでいます。 【写真】スパゲティは時短でできるメニュー
大好物の北海道メニュー
そんな足立さんが、自分がご機嫌になるためのアイデアを1冊にまとめた書籍『さあ、なに食べよう? 70代の台所』(扶桑社刊)より、食日記の一部を紹介します。 北海道あるある(?)なメニュー。北海道のお赤飯は、餅米に甘納豆を加えてつくるのです。お正月の残りの京にんじんを加え、グレードアップさせた豚汁とお漬物がおともです。
手早くつくれるスパゲティ
ちぢみほうれん草の和風ガーリックスパゲティは、ゆで時間6分(1.4mm)の麺をゆでる間に具材を調理して、麺のゆで上がりと同時に完成。味つけは、「あらびきガーリック」と「低塩だし醤油」です。
カレーは添えものにもこだわる
カレーには手づくりのチャツネを添えるのが常。チャツネは『会食の日の献立』(婦人之友社)のレシピがおいしくて、一度に2単位つくるお気に入りです。みょうがの甘酢漬けに大根のしょうゆ漬けも一緒に。
具だくさんサラダで栄養満点
お豆腐を塩で漬け込んだ「塩豆腐」は、もっちりとした食感がお気に入り。今日はその塩豆腐をメインに、ベビーリーフや菜の花、フルーツトマトとサラダに。帆立のヒモと卵巣のバター炒めも添えて。
たくさん仕込んでおすそ分けも
恒例のお楽しみ行事で拾って冷凍しておいた栗で、山菜栗おこわをたくさん炊きました。冷凍栗で作ったとは思えないほど、ほくほく! いろんな方へおすそ分けする予定です。
余ったおかずをワンプレートに
立派に見えて、じつは2週間ほど前に撮影でつくった料理や、以前つくったおかずの余りの盛り合わせ。炊飯器でつくったエビピラフに、王子サーモンの冷凍クリームコロッケ、果物はオレンジを。
お気に入りのめんつゆがポイント
大好きな卯月製麺の「ほっそり細そば」に、甥嫁ちゃんからいただいた羅臼のめんつゆを合わせてつけそばランチに。羅臼産の昆布が、わたしは大好きなのです。トッピングには、素揚げしたかわいいにんじんを。
ESSEonline編集部