日本海側は雨や雪 大気不安定 落雷や突風などに注意 北日本は積雪も 週末は各地で本格的な冬の寒さに 大雪のおそれも
きょう（木）は、上空の寒気の影響で日本海側を中心に雨や雪が降り、雷を伴って強く降る所もある見込み。北日本を中心に雪の積もる所もありそうだ。日本海側では、落雷や突風、ひょうにも注意が必要となる。関東から西の太平洋側は晴れ間があるものの、日中の気温は西日本でも平年並みに戻る所が多く、風が冷たく感じられそうだ。
日本海側は不安定 雨や雪強まる所も
上空に強い寒気が流れ込むため、日本海側は雲が広がりやすく、雨や雪の範囲が広がる見込み。大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、ひょうに注意が必要だ。北日本では雪の所が多く、局地的に雪の降り方が強まって、平地でも積雪となる所がある見込み。北日本には太平洋側にも雨雲や雪雲が流れ込む所がある見通し。積雪や路面の凍結に注意したい。北陸の平野部は雨となり、雨脚の強まる所もありそうだ。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため注意が必要だ。 関東から西の太平洋側は晴れて、空気の乾燥が進みそうだ。
東海や西日本もこの時季の寒さに
日中の気温はきのう（水）より低い所が多く、特に日本海側は朝からあまり上がらず、風が冷たい一日になりそうだ。晴れる太平洋側も、名古屋や大阪で14℃など、平年並みに戻り風が冷たく感じられる。関東もきのうより低いものの、東京で16℃と、それでもこの時季としては高めとなりそうだ。
週末は強い寒気南下 大雪や冷え込みに注意
あす（金）も日本海側は雪や雨となり、夜になると北日本では雪の所が多くなる見込み。北陸なども山沿いから雪に変わっていく見通し。土曜日から日曜日にかけては冬型の気圧配置が強まって、北日本や北陸では大雪や荒れた天気のおそれがあり、西日本の日本海側も雪に変わる見込み。積雪や路面の凍結に注意が必要だ。晴れ間の出る太平洋側も、北風が冷たく冬らしい寒さとなりそうだ。週明けにかけて朝は東京都心でも3℃まで下がり、各地で今シーズンいちばんの冷え込みとなる見込み。気温の変化が大きくなるため体調を崩さないように気をつけたい。 （気象予報士・及川藍）
