夜は「エアコン」をつけっぱなしだけど、「電気毛布」のほうが節約できて便利なの? 電気代やメリット・デメリットを比較
寒い冬の夜、快適な睡眠のためにエアコンをつけっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか。 しかし、エアコンをつけたままにした際に気になるのは電気代です。そんな中、「電気毛布なら電気代を節約できる」という声を耳にすると、「どれくらい違うの?」と気になる人もいるでしょう。 本記事では、エアコンと電気毛布の電気代を具体的に比較し、電気毛布のメリット・デメリットなどを解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
エアコンと電気毛布の電気代を比較! どれくらい差がある?
まずはエアコンと電気毛布の電気代を比較してみましょう。今回はエアコンも電気毛布も、パナソニックのホームページに掲載している情報を参考にします。 まずエアコンですが、実際の電気代はエアコンの機種や契約容量、契約する電力会社、外気との気温差などによって異なります。 今回は一例として、パナソニックの「LXシリーズ」の2023年モデルの参考情報を参照します。この情報では、1時間の電気代は8.3円です。 1時間あたり8.3円の電気代を1日8時間、1ヶ月(30日)同じように使用したとすると、おおよそ2000円の電気代がかかります。 一方、パナソニックの電気毛布「電気しき毛布(シングルSサイズ)DB-UM10S」は、出力を強にしても1時間の電気料金は1円程度です。そのため、1日8時間、1ヶ月使用した場合の電気代は240円ほどです。 そのため、電気毛布はエアコンよりもかなり節約できると言えるでしょう。
電気毛布のメリットとデメリット
電気毛布は電気代の節約だけでなく、ほかにも多くのメリットがあります。例えば、電気毛布は直接身体に触れるため、冷え性の人にとっては快適でしょう。また、軽量でコンパクトですので、エアコンよりも使い勝手がいいといえます。 一方、電気毛布は部分的な暖房器具のため、部屋全体を暖めたい場合には適していません。また、洗濯などの手入れに手間がかかる場合があります。
エアコンと電気毛布は使い分けが大事
電気毛布は電気代を大幅に抑えることができるものの、全てのシーンで万能というわけではありません。エアコンとの上手な使い分けが快適な冬の生活の鍵となります。 ■エアコンが適しているシーン エアコンが適しているシーンとしては、部屋全体を暖めたい場合が挙げられます。電気毛布は部分的にしか暖まりませんので、エアコンを使用することで部屋全体が暖まり、活動がしやすくなるでしょう。 また、夜間の冷え込みが厳しく、部屋全体の温度が下がりやすい場合もエアコンのほうが適切だと言えるでしょう。 ■電気毛布が適しているシーン 電気毛布が適しているシーンとしては、1人で寝る時や部分的に暖を取りたい場合などです。また、前記のとおり電気毛布はエアコンよりもかなり電気代を抑えられます。
まとめ
エアコンと電気毛布の電気代を比較すると、電気毛布のほうがコストを抑えられることが分かります。 ただし、部屋全体を暖めることはできないため、適切な使い分けが必要です。電気毛布は電気代節約の強い味方ですが、長時間の使用時には温度設定や手入れにも注意しましょう。 出典 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部