国際大会で銀メダル!ピックルボール日本代表・船水雄太「チャンスはあったので悔しい」元プロテニス選手に1歩及ばず
アメリカで人気急上昇のラケットスポーツ「ピックルボール」に挑戦している船水雄太(31)が、アジアピックルボールゲームズ2024(10月24~27日、台湾)に出場し、男子シングルス19+Openで銀メダルを獲得。日本代表としてはじめて挑んだアジアでの国際大会で成長ぶりを示した。 【写真を見る】国際大会で銀メダル!ピックルボール日本代表・船水雄太「チャンスはあったので悔しい」元プロテニス選手に1歩及ばず 日本でも急激に人気が高まっているピックルボールだが、アジアではインド、台湾、ベトナムなどでも盛んに行われており、インドではプロリーグも存在する。競技レベルは向上しているアジアにおいて、船水がつかんだ手応えを語った。 Q.日本代表として、アジアの国際試合に挑んで 船水選手:少しでも日本のピックルボールが盛り上がればという思いで、この大会に出場することを決めました。今回は「金メダル」を獲るという結果のみを目指していたが、獲得できず残念に思います。しかし、このメダルは歴史的なことだと思うので、これを気にさらに盛り上がってくれたら嬉しいです。大会では、プレースタイルや雰囲気が国ごとに違っていて非常に良い経験にもなりました。(ソフトテニス選手としても日本代表として世界に挑んだ経験もある船水は、)競技に関係なく、日の丸を背負って戦えることは光栄ですし、身が引き締まる思いです。今後も、代表活動の中でプレッシャーなどあると思いますが、逃げずにしっかり背負いながら勝ちに行きたいです。 Q.アジアのレベルをどのように感じたか 船水選手:アメリカでは戦術的、かつ技術的なプレーが多いのですが、アジアはかなりハードヒットする選手が多くて驚きました。プレーもかなり激しく、スピードゲームになることがほとんどでした。ラリー展開にならなかったので、かなり難しい戦いでした。しかし、僕はソフトテニスで培った速いボレースキルとフットワークを持っていたので上手く対応できました。アジアのプレースタイルに今後のアメリカで戦うヒントをもらったような気がします。 (大会に参加して)アジアでもかなり盛り上がっている印象を受けました。ピックルボールだけで生活している人が沢山いて正直ビックリしました。アメリカの選手より稼いでいる選手も沢山いました。決勝の対戦相手(王康傑、26・香港)もよく知っている選手で、彼はデビスカップで活躍したプロテニス選手で、僕と同じ時期にピックルボールに転向して、ピックルボールのアメリカツアーを回っています。シングルスでは少し彼の方が格上ですが、勝てるチャンスはあったので悔しいです。