「結露」「カビ」を防ぐ置き方はある?加湿器を上手に使うタイミングと家庭での留意点
湿度が上がりやすいタイミングも
また、1日で湿度が上がりやすいタイミングもある。次の行動をした後は要注意で、加湿器を使うと部屋がジメジメしてしまうのだとか。 ・湯気が出る料理をした ・洗濯物を室内干しした ・お風呂から上がった 「料理は意外と水蒸気が発生しますし、部屋干しも湿気がたまります。お風呂も浴室の扉を開けると湿気が部屋に回ります。こうしたタイミングでは、加湿器をオフにしてもいいです」 面倒くさい人もいるだろうが、湿度のコントロールはダニを繁殖させないことにもつながる。部屋に「温湿度計」を置くなどして、チェックしてもいいだろう。 最後にお手入れのコツを紹介したい。加湿器はタイプにもよるが、主に、水を補充する「タンク」、水の受け皿となる「トレー」、水を吸い上げる「加湿フィルター」で構成されている。 これらの掃除をさぼると「カビや雑菌が繁殖したり、加湿能力が低下したりすることもある」とパナソニックの担当者。そこでタンクは「毎日」、トレーと加湿フィルターは「月に1回」きれいにしておきたい。 【タンク】内側を水でゆすぎ、定期的にスポンジでこすり洗いする。 【トレー】水垢などの細かい汚れを綿棒や歯ブラシで落とし、水洗いする。 【加湿フィルター】水で押し洗いする。すぐに使わないなら乾燥させる。 「においや汚れが気になるなら、加湿器用洗剤か台所用洗剤を使い、30分程度のつけ置きをお勧めします。それでも汚れがひどい場合は、何度か繰り返し行ってください」
カルキが気になるなら「クエン酸」
加湿器の部品や加湿フィルターに白い粉が付いているなら、それは水道水に含まれる「カルキ」が乾いたものだ。放置すると水の吸い上げが悪くなり、加湿性能も低下するという。 そんな“カルキ汚れ”は「クエン酸」を水やぬるま湯(※)に溶かし、30分程度つけ置きすると取れるとのこと。こちらも定期的にやっておくといいだろう。※水やぬるま湯3Lに対して、クエン酸20gが目安 「加湿器は冬から春まで、意外と長い期間使うものです。加湿量を自動調整するモードを搭載している製品もあるので、自分にあったものを探してみてはいかがでしょうか」
プライムオンライン特集班