静岡県の新県立中央図書館 当初より開業が遅れることが確実に 設計を見直して再入札実施
工事入札が不調に終わっていた新県立中央図書館について、静岡県は設計を見直して再入札を行う案を示しました。当初より開業が遅れることが確実です。 JR東静岡駅前に建設が予定されている県立中央図書館は、県が行った工事入札に参加を希望する業者がおらず、不調に終わっていました。 県は参加しない理由を大手ゼネコンなどにヒアリングし、複数の業者から「2025秋からなら手が空く可能性がある」という意見を得ました。 このため2025年6月から再度入札を公告する方針を13日の県議会文教警察委員会で明らかにしました。 また、再入札までの間の物価高騰で建設費が膨らむことを防ぐため、駅と直結した歩行者用のデッキを無くすなど設計見直しを行うということです。 この結果、図書館の完成は2028年8月にずれ込む見通しで、2028年夏を予定していた開業が遅れることが確実になりました。