2025年はロシア経済にとって苦難の年になる…複数のエコノミストが予測(海外)
石油と天然ガスの価格
ロシアの石油と天然ガスからの収益は近年変動しており、2023年には減少したが、2025年にはその収益が国家予算の総収入の約27%を占めるとロシアは予測している。 「ロシアが現在の価格で現在の量の原油を売り続ける限り、2025年まで戦争のための十分な税収を確保できるだろう」とフィンランド銀行のコルホネンは言う。 2024年12月初め、ロシアの国営石油企業のロスネフチ(Rosneft)はインドに原油を供給するため、10年間で130億ドル(約2兆円)規模の契約を結んだと、この件に詳しい3人の関係者の話を引用してロイター(Reuters)は報じている。 しかし、欧州政策分析センターのコリアンデルは、ロシアの収益見通しは「過度に楽観的だ」と考え、「世界の石油価格は政府が予想しているよりも低くなる可能性がある」と話している。 トレーダーたちは、需要の低迷やOPECプラス以外の国々の生産、クリーンエネルギーへのシフトなどが影響し、2024年には予想されている1バレル80ドル(約1万2000円)から、65ドル(約1万円)から71ドル(約1万1000円)の間に2025年は下落すると予想している。
Thibault Spirlet