中日ドラフト1位候補・金丸夢斗、「ここまで来たらゼロで終えたい」年間防御率0点締めを誓う
◇13日 関西学生野球秋季リーグ戦 関学大10―0関大(南港中央) 中日がドラフト1位候補に挙げている関大・金丸夢斗投手(4年・神港橘)が14日、関西学生リーグの最終戦に臨む。今春は先発を中心に6試合に登板して39イニングで防御率0・00と圧倒的な数字を残し、今秋は救援限定の起用でここまで8試合12イニング連続無失点。12球団から熱視線を浴びる最速154キロ左腕は「ここまで来たらゼロで終えたい」と大学ラストイヤーの防御率0点締めを誓った。 最終戦もスコアボードに0を刻む。金丸は12日の関学大1回戦に救援登板し、2イニング無失点フで勝利に貢献。13日の2回戦は0―10で大敗したこともあり、登板機会はなかった。試合後、勝っても負けても秋季リーグ戦最後の試合となる14日の3回戦へこう意気込んだ。 「明日は(関学大のリーグ優勝を)絶対に阻止します。目指しているのは日本一なので、何とか優勝したいです」。優勝にリーチをかけた関学大に勝って、優勝の望みをつなぎたい。終盤の緊迫した場面での登板が予想されるだけに、表情を引き締めた。勝利すれば勝ち点3で関学大に並ぶため、優勝の行方は次週の関学大―京大戦の結果で決まる。 3月に行われた欧州代表との強化試合で野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームに選ばれ、注目を集め続けた1年。重圧の中でも結果を出し続けてきた。広島が明大・宗山の1位指名を公表するなど24日のドラフト会議が迫っていることは意識せずとも実感する。「気にしないようにして目の前の試合でしっかり投げます」。今はただ、チームの大黒柱としての仕事に集中する。
中日スポーツ