錦江湾横断道路構想 4団体が一体化・連携協議会設立 鹿児島市街地と桜島を結ぶ横断道路実現目指す
鹿児島テレビ
薩摩半島と桜島をつなぐ道路の実現を目指します。 鹿児島市街地と桜島の間の錦江湾を横断する道路構想の実現に向けた連携協議会が、25日、設立されました。 鹿児島市街地と桜島を結ぶ横断道路の構想は、これまで鹿児島市や鹿児島県垂水市、鹿屋市の4団体が活動を行ってきましたが、このたび、実現に向けた活動をさらに前に進めようと、25日、4団体が一体化した連携協議会が設立されました。 協議会では、構想が実現すれば、桜島の大噴火や災害時の住民避難の充実、観光や物流の活性化による大隅地域への経済波及効果などが期待できるとしています。 一方で現在、生活路線として欠かせない桜島フェリーは、燃料費の高騰などで厳しい経営状況が続いています。 すでに県が2009年から2011年にかけて可能性調査を実施していて、強風や降灰、航路や漁業の影響を受けないことなどから、横断道路を建設する場合は、海底トンネルを採用することをプロジェクト成立の条件にしています。 協議会では今後、署名活動をはじめ、国、県、鹿児島市への要望活動などを行って道路の必要性を訴え、実現に向けてさらに取り組んでいくことにしています。 錦江湾横断道路 推進連携協議会・磯辺昭信会長 「調査をして専門家の判断により、橋かトンネルか決めてもらうことをまず最初にしないといけない」
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