2日午後「大阪880万人訓練」実施 大阪府内にいたら音が出る緊急メールを受信
マナーモードにしていても音付き緊急速報メールが届く
2日午後「大阪880万人訓練」実施 大阪府内にいたら音が出る緊急メールを受信
大地震や津波の発生を想定し、大阪府はエリアメールや緊急速報メールの配信などで府民に訓練として災害情報を伝達する「大阪880万人訓練」を2日午後に行う。この訓練では、2日午後1時33分ごろ、大阪府内にいる人の携帯電話にはマナーモードにしていても「大津波警報発表」の音付き緊急速報メールが届くなどするという。大阪府の吉村洋文知事は「1年に1回防災意識を高めるという意味で、ぜひご理解とご協力をお願いします」と呼びかけている。 【動画】2016年に行われた「880万人訓練」の様子。道頓堀にいた人たちの携帯電話が一斉になった
ふだんは他県に住んでいる人の携帯も訓練時に大阪にいたら音付きメールを受信
府によると、この訓練は今回で11回目。この訓練は巨大地震の発生を想定し、2日午後1時半に府下市町村や企業などと連携し「地震発生」を館内放送や屋外スピーカーなどで府民に知らせる。 そして、同1時33分ごろには大津波警報発表を伝える訓練用のエリアメールや緊急速報メールが、携帯電話に一斉に届く。 このため、例えばふだんは大阪府以外の都道府県に住んでいる人でも、2日午後1時半ごろに大阪府内にいたら、その人の携帯電話にもメールが届く。逆に大阪府在住の人が、その時間に府外へ出かけていたら、この緊急メールは届かない。
大阪府「訓練で防災意識を高めてほしい」
また、この緊急速報メールは携帯電話をマナーモードにしていても、メールの着信時に着信音が鳴るようになっている。訓練時に大阪府内で自動車などを運転している場合などに突然携帯電話が鳴っても、あわてないよう注意しておきたいところだ。 府ではこの訓練によって、災害発生時に「どう行動するか」「なにを持ち出すか」などの備えや防災意識を高めてほしいと呼びかけている。
吉村知事「ぜひご理解とご協力をお願いします」
大阪府の吉村知事は、8月31日に行われた定例会見でこの訓練を行うことについて「みなさんお持ちの携帯電話に緊急速報メールが届き、アラームも鳴るということになります。マナーモードでも鳴ります。『うるさいやんか』と思われるかもしれませんが、1年に1回防災意識を高めるという意味で、ぜひご理解とご協力をお願いします」と話していた。 この訓練の詳細は、大阪府のホームページなどに掲載されている。