一人暮らしの母から「年金15万円だけでは足りない」と仕送りを求められます。自分も子育て世代45歳で余裕がないのですが、援助すべきでしょうか?
親への仕送りをする際に考えるポイント
親への仕送りをする際は、以下の点も考慮に入れる必要があるでしょう。 ・自身の生活に無理のない程度に仕送りをする 40代で子育て世代の場合、子どもの教育費などで出費がかさみ、親への仕送りで無理はできないことも考えられます。仕送りの金額を高く設定していると「貯金ができない」「子どもの授業料が払えない」などの問題が生じるかもしれません。家族で話し合って、自身の生活に無理のない金額を決めて仕送りをするといいでしょう。 ・母親の家計を見直す 生活費の見直しや節約を心がけることで、生活費をおさえられるかもしれません。スマートフォンのプランや何かしらの契約などで、必要以上の出費をしていることも考えられます。なぜ仕送りが必要なのか、理由をしっかりと確かめて、家計で見直せる部分があれば仕送りなしでも生活できるかもしれません。
単身高齢者の年金15万円は平均レベル!
親に仕送りをしている世帯は約2.1%、40代の場合は40代世帯全体で約3.2%と、親に仕送りをしている人は少数であることが分かりました。親の状況にもよりますが、年金15万円をもらっている場合は、平均レベルの収入であるといえるでしょう。 単身生活をしている母親が、年金15万円をもらっていても仕送りを求める場合は、家計を見直し、それでも仕送りが必要だと判断できる場合は、自身の生活に無理のない金額で仕送りを検討してもいいかもしれません。 出典 政府統計の総合窓口(e-Stat)令和4年国民生活基礎調査 表番号56.57.58 厚生労働省年金局 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(26ページ) 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編] 2022年(令和4年)平均結果の概要 (19ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部