ビットコイン半減期:ニュースで売るか、アルトコインにローテーションか
イーサリアムを取り巻く状況
では、なぜ我々はこの活気のないイーサリアムを買う機会を気にする必要があるのだろうか? 市場がビットコイン半減期によって発行速度が遅くなることに興奮している(4月26日のオプションを通じて明確に示されている)一方で、イーサリアムの供給量はすでに成長が止まっているだけでなく、2022年9月以降、EIP-1559による焼却(バーン)によって減少している。 イーサリアムはまた、L2やL3がRWA(現実資産)のトークン化、DeFi(分散型金融)、NFTの成長を促進し、独自の環境内でアクティビティを分離したい高スループットプロトコルのためのネイティブな「アプリチェーン」を構築するパワーが実現されるなか、大型アップグレードのデンクン(Dencun)を成功させたばかりだ。 将来がどうなるかは誰にもわからないし、投資にはリスクがつきもの。しかし、私が好きな一般的な公理は、ファンダメンタルズはすでに織り込み済みなのか、それとも潜在的な機会に対して市場が投資不足なのか、ということだ。 私の考えでは、半減期の後は、ビットコインにまつわる出来事は過去のものとなり、単に「ニュースで売る」ではなく、「アルトコイン(この場合は特にイーサリアム)にローテーション」できる。 |翻訳・編集:山口晶子、増田隆幸|画像:Brian Wangenheim/Unsplash|原文:BTC Halving: Sell-The-News or Buy-The-Alt-Rotation
CoinDesk Japan 編集部