「明豊」「大分」開会式プラカード揮毫 書の甲子園準V、大分南高書道部 宮崎の「日章学園」も /大分
<センバツ甲子園> ◇「勝ち上がって」「映えるように」思い込め 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する明豊と大分が開会式で使うプラカードの校名を、昨秋の国際高校生選抜書展(書の甲子園)団体の部で全国準優勝した県立大分南高=大分市判田台南=の書道部が揮毫(きごう)した。 明豊を揮毫したのは、書の甲子園の個人の部で最高賞「文部科学大臣賞」を受賞した3年の衛藤碧(あおい)さん(18)。同校に「強く勝ち上がっていってほしい」との思いから、「明」「豊」の字が二つ並んだ時に力強く見えることを心がけた。「私も書の甲子園で優勝した。縁起がいいと思う」と明豊の活躍を願った。 大分は、書道部も全国的に活躍する名門。揮毫した3年の野崎しずくさん(18)は「恥ずかしい字は書けない」と、1カ月にわたり100枚以上書いて練習をして作品を完成させた。「広い甲子園の球場でも映えるように広がりのある字」を心がけたという。「少しでも大分の後押しになればと思う。甲子園で頑張ってほしい」とエールを送った。 また、宮崎県勢の日章学園のプラカードも大分南の書道部が揮毫。担当した3年の古賀桃華さん(17)は、同校の野球部を知るためにネットなどで情報収集をすることから始めた。初出場だと知り、「緊張しないよう、センバツで自分の野球を伸びやかにしてほしい」という思いを込めて書き上げた。【白川徹】