旅行中に越境ECでの「旅アト購入」は35%。約半数が「旅行時に価格以外の理由で購入を諦めた経験あり」
■ 訪日時に購入したい人気ジャンルは、「ホビー」「エンタメ」「食品」
訪日した際に購入したい商品ジャンルは、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」などのホビー、「本・CD・DVD・エンタメ」などのエンタメ、「食品・飲料」が人気上位となった。
訪日時の買い物予算、「10万円以上」が最多
「訪日した際の買い物予算」についての質問では、「10万円以上」が最多の50.7%で、次いで「5~7.5万円未満」が15.9%だった。
■ 訪日後の越境ECによる旅アト・リピート購入経験は35.4%
「訪日時に発見した商品や、購入した商品を帰国後に越境ECで購入した経験」について、35.4%が「ある」と回答。具体的には、食品、化粧品などの消耗品、書籍、カー用品、家電、アウトドア用品などの重さがありかさばる商品や、靴や服などがあがった。
■ 旅アト・リピート購入経験がないユーザーのうち、43.7%が「利用意志あり」
上記の質問で「利用したことがない」と回答したユーザーに理由を聞いたところ、「その商品が越境ECで購入できるかわからなかった」(28.8%)、「欲しい商品が越境ECに対応していなかった」(14.9%)があがった。43.7%は旅アトの購入の意志があったものの、越境ECの対応状況によって購入が叶わなかったことがわかった。
アンケート結果について、BeeCruiseは次のようにコメントしている。 ┌────────── 経済産業省の「令和4年度 電子商取引に関する市場調査」によると、越境ECの市場規模は、2030年までに7兆9380億USドルに成長すると予想されている。訪日により実際に商品の魅力を感じた海外のお客さまに越境ECを活用した旅アト消費を促すことで、インバウンド消費を一過性のものにせず、最大化することが可能になる。一方で、越境ECに未対応であることや、対応していても実店舗からの導線が不十分なために、旅アト・リピート購入の機会を逃している実態が見えてきた。 └────────── □ 調査概要 ・調査名称:海外旅行および訪日旅行における消費行動と越境ECに関するアンケート ・調査実施期間:2023年7月~8月 ・調査対象:海外向け購入サポートサービス「Buyee」の顧客:米国、台湾、韓国、マレーシア、英国 ・調査人数:749人 ・調査方法:オンラインアンケート ・調査主体:BEENOSグループ