小島よしおが「勉強の質と量、どちらが大事?」と悩む中3に伝えたい、「量の先に質」の意味とは?
「通っている塾では質より量で、疲れるし集中力がもちません。質と量、どちらが大事だと思いますか?」というお悩みを寄せてくれた中学3年生。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。勉強も筋トレもスポーツも「まずは量じゃないかな」という小島さん。実体験も交えながら、「質」を手に入れる方法を教えてくれました。 【写真】大学生時代の小島よしおさんと岩崎う大さんのショットはこちら 【相談70】 僕の通っている塾では質より量で一日中塾にいさせられることもしばしばあります。疲れるし、集中力がもちません。よしおピーヤは、質と量、どちらが大事だと思いますか。またどんなふうに勉強していましたか? (らい・中学3年生) 【よしおの答え】 らいピーヤ、質か量か……みんな一度は迷ったことがあるんじゃないかな。効率的に知識が身についたらうれしいし、短時間で効果の高い筋トレができたらラッキー。人間って、楽をしたい生き物だからね。 だけど、そもそも「質のいい勉強法」っていうのはどんなものかな。受験勉強だと「結果に結びつきやすい」勉強法かな。たしかにやみ雲に量をこなすのは得策じゃないと思うけど、よしおの経験上、「まずは量」なんじゃないかな、って思う。 例えば筋トレ。よしおは筋トレが趣味のひとつなんだけど、はじめたてのころは本当にいろんなことをやっていた。いろんな筋トレ方法を試したのはもちろん、いろんな人に筋トレ方法を教わったりもしていたよ。 その結果、20代のときよりも、今のほうが筋肉のつき方をほめられることが多いんだけど、トレーニング時間は圧倒的に少なくなった。いろんなことを試してきたからこそ、自分の筋肉に合うトレーニング方法を見つけられたのかな、って思う。 ■先輩が言った「やっぱり練習時間だった」 お笑いの世界でも、面白い人や評価されている人は、ものすごい量のネタを作っているんだ。よしおが大学時代に所属していたWAGEというコントグループには、かもめんたるというコンビの岩崎う大さんがいた。今では劇団を作って定期的に公演を開催するなど、お笑い芸人からも信頼されている人なんだ。