老後が不安で、最近「NISA」が気になっています。「月1万円」でも大丈夫でしょうか? 手取りが少なくあまり投資できません…
NISAの注意点
シミュレーションをみる限り、NISAはとても有意義な制度といえます。しかし、注意点もあります。ここでは、NISAの代表的な注意点をみていきましょう。 ・金融商品の選択が難しい NISAで購入可能な金融商品は非常に多く、まったく勉強していない人にとっては選択が難しいでしょう。金融機関によって手数料も異なるため、入念な比較も重要です。長期運用の場合には、基本的に購入した金融商品を数十年間持ち続けます。最初の選択をおろそかにはできません。 ・価格の変動に耐えなければならない 長期運用につきものなのが、購入した金融商品の大幅な価格変動です。数十年の運用期間中には、大幅な下落を何度も経験する可能性があります。それに耐えることが精神的に厳しい人も少なくないでしょう。大幅な価格変動に耐えるには、やはり長期投資への理解と勉強が不可欠です。 ・元本割れのリスクがある NISAを活用して行うのは、投資です。投資には常に元本割れのリスクがつきまといます。データ上では、20~30年ほど持ち続ければ利益が出る金融商品も多いでしょう。しかし、未来には何が起こるかわかりません。売却のタイミングによっては、元本割れしている可能性がある点も頭に入れておきましょう。
NISAは少額でも投資が可能な非課税制度
NISAは、2024年から新NISAとして、投資可能金額の増額や非課税保有期間の無期限化など、利用者にとってより有利な制度となりました。月1万円以下からでも積立可能なため、お金にあまり余裕がない人でも老後の生活に不安があるのであれば、積極的に利用した方がよいでしょう。 低金利のまま貯金をし続けるよりも資産増加が期待できる点は、シミュレーションからもわかります。元本割れリスクなども考慮しつつ、勉強したうえでの利用がポイントです。 出典 金融庁 NISAとは? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部