山田孝之×仲野太賀がこだわる「生に執着する人間の醜さと美しさ」とは?
山田孝之(やまだ・たかゆき)
1983年生まれ、鹿児島県出身。1999年に俳優デビュー。2003年に「WATER BOYS」(CX)でTVドラマ初主演、翌年には「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS)で話題になる。映画『電車男』(05)で映画初主演を果たして以降、映画を中心に活躍。配信ドラマ「全裸監督」(19・21/NETFLIX)で全世界の注目を浴びる。さらに、映画『ゾッキ』(21)や『MIRRORLIAR FILMS』(22)では俳優の枠を越えて監督やプロデューサーを務める。近年の主な出演作には、映画『はるヲうるひと』(21)、『唄う六人の女』(23)、大河ドラマ「どうする家康」(23/NHK)、配信ドラマ「忍びの家 House of Ninjas」(24/Netflix)などがある。白石和彌監督とは、映画『凶悪』(13)以来の再タッグを果たした。
仲野太賀(なかの・たいが)
1993年生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。2021年に映画『すばらしき世界』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞、ブルーリボン賞助演男優賞、2022年にエランドール賞新人賞を受賞。本作でW主演を務める山田孝之とは、映画『50回目のファーストキス』(18)以来の共演となる。近年の主な出演作に、舞台『もうがまんできない』、『いのち知らず』、『二度目の夏』、映画『熱のあとに』、『笑いのカイブツ』、TVドラマ「新宿野戦病院」「虎に翼」、「季節のない街」、「いちばんすきな花」など。現在、単独初主演となる舞台、M&Oplays プロデュース『峠の我が家』が上演中。他に『本心』(11/8公開)も控えている。また、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、主演の豊臣秀長役を予定している。
『十一人の賊軍』
江戸から明治へと時代が変わる中で起こった戊辰戦争を背景に、罪人たちが新発田藩の命令により、新政府軍から命を賭けて砦を守り抜く姿を描いた時代劇アクション。『日本侠客伝』『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、『孤狼の血』『碁盤斬り』の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀がW主演を務める。山田孝之は、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を、仲野太賀は、故郷を守るため罪人と共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を演じる。他に決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、さらに野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲらが共演。公開中。 ©2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会 配給/東映 ※掲載商品はすべて税込み価格です 文/浜野雪江 写真/新井徹也 スタイリング/五月桃(山田・ROOSTER)、石井 大(仲野) ヘアメイク/灯(山田・ROOSTER)、高橋将氣(仲野) 編集/森本 泉(Web LEON)