虎のソナタ 倉敷マスカットスタジアム好相性なタイガース 1試合平均得点5・9…スカッと打って虎の花火大会見たい
「本人はそこまで強く意識していないようでしたが、いいところを見せてほしいですね。なかなかない機会ですから」
虎ソナも、心からそう思う。ちなみに、19年に行われた阪神―楽天では、倉敷市出身で倉敷工高出身の守屋功輝が凱旋登板した。3―3の八回からマウンドに上がり、勝ち越しを許して敗戦投手になってしまったが、それはそれだ。
タテジマの一員として力強く腕を振る姿が、その前年に豪雨で被害を受けた地元の方々を大いに元気づけた。プロ野球の地方開催には、目に見える数字だけでは計れない効果があるのだ。
25日の試合では、五回裏終了後に花火の打ち上げが予定されている。幸い、天気は何とかもちそうで、年に一度の〝お祭り〟に水を差されることはなさそうだ。今季は開幕から貧打が続き、24日現在の平均得点が2・8の阪神打線。スカッと打って、虎の花火大会を見たいなあ。