ベイ打線にまとまり、ホークスは近藤と柳田復帰

〈ポストシーズンの陣容〉 　直近の試合であるポストシーズンの陣容を比較しよう。 【DeNA】 1.(中)桑原将志8試27打6安0本1点1盗 率.222 OPS.646 2.(二)牧秀悟8試29打10安0本2点0盗 率.345 OPS.836 3.(左)佐野恵太8試31打7安2本4点0盗 率.226 OPS.798 4.(一)オースティン8試27打5安2本4点0盗 率.185 OPS.757 5.(三)宮﨑敏郎8試31打6安0本0点0盗 率.194 OPS.541 6.(捕)戸柱恭孝7試26打9安1本6点0盗 率.346 OPS.885 7.(右)梶原昂希8試35打7安0本0点1盗 率.200 OPS.429 8.(遊)森敬斗8試26打8安0本2点1盗 率.308 OPS.742 フォード(内)8試9打3安1本2点0盗 率.333 OPS.1000 蝦名達夫(外)6試2打0安0本0点0盗 率.000 OPS.333 柴田竜拓(内)4試1打0安0本0点0盗 率.000 OPS.0 筒香嘉智(外)4試4打1安0本1点0盗 率.250 OPS.500 林琢真(内)2試1打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 神里和毅(外)5試0打0安0本0点0盗 率.-OPS.- 　ポストシーズンで最多の8試合を戦い、打線はまとまりが出てきた。2番の牧が好調を維持し、オースティンこそ打率は低いが好機で本塁打が2本出た。シーズン中の正捕手山本祐大は、右手首付近に死球を受け戦線離脱したが、代役の戸柱が左打者としてしぶとい当たりを連発し、チーム最多の6打点と予想以上の働き。9番の森が当たっているのは、プラス要因だ。筒香も殊勲打を打つなど、まとまりのある打線となっている。 【ソフトバンク】 1.(二)ダウンズ2試7打3安0本0点0盗 率.429 OPS.985 2.(右)柳田悠岐3試12打1安0本1点0盗 率.083 OPS.237 3.(三)栗原陵矢3試13打1安1本1点0盗 率.077 OPS.385 4.(一)山川穂高3試12打6安3本6点0盗 率.500 OPS1.917 5.(指)近藤健介3試11打6安1本3点0盗 率.545 OPS1.674 6.(遊)今宮健太3試10打5安1本1点0盗 率.500 OPS1.300 7.(左)正木智也3試9打2安0本1点0盗 率.222 OPS.633 8.(捕)甲斐拓也3試9打1安0本0点0盗 率.111 OPS.222 9.(中)周東佑京3試9打2安0本2点1盗 率.222 OPS.422 川瀬晃(内)1試4打2安0本0点0盗 率.500 OPS1.000 緒方理貢(外)3試0打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 川村友斗(外)3試0打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 笹川吉康(外)1試0打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 牧原大成(二)2試0打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 　ソフトバンクはポストシーズンでまだ3試合しか戦っていない。実戦経験が少ないが、シーズン終盤に近藤健介と周東佑京が故障で戦線離脱していた。また柳田悠岐も復帰して間がなかった。空いた時間は彼らが戦列に復帰する時間的猶予となった。筆者はみずほPayPayドームで観戦したが、ソフトバンクの試合運びにはゆとりが感じられた。 　シーズン後半で加入した新外国人のジーター・ダウンズが攻守に溌溂としたプレーでリードオフマンとしての働き。柳田、栗原は当たりが止まっているが、山川、近藤、今宮が絶好調で日本ハムを圧倒した。 　DHのない1、2、6、7戦では正木に代わって近藤が左翼を守るだろうが、打線としては盤石だろう。控えにも牧原大成、CSでは出番のなかった中村晃と大舞台で豊かな経験がある選手がいる。層の厚さでは、ソフトバンクが一枚上手だろう。