新聞記事で3千万円の詐欺被害に気づく 仙台の男性、宮城県警に相談
詐欺の被害を伝える新聞記事をきっかけに、仙台市宮城野区の70代男性が現金約3200万円をだまし取られたと気づき、宮城県警仙台東署に相談した。署が31日発表した。 署によると、昨年11月、男性宅の固定電話に警察官や検事を装った男から相次いで「あなたの運転免許証が悪用されている。投資詐欺があり、あなたに逮捕状が出ている」と電話があり、メッセージアプリで資産を確かめるとして銀行口座開設を指示。男性は男らが知る暗証番号を設定し、12月上旬に複数回、インターネットバンキングで現金約3200万円を振り込んだ。 10月24日、仙台南署が発表した1億2千万円の詐欺被害を伝える新聞記事を見て「手口が一緒だ」と気づいた男性が口座を調べると、残高がなくなっていたという。(岸めぐみ)
朝日新聞社