北九州発のソウルフード「資さんうどん」の魅力。待望の全国展開どころか海外進出も視野に!?
サイゼを超えるコスパって、そもそも資さんうどんのライバルは、丸亀製麺などのうどんチェーンなのでは? 「確かに、九州地区では同じうどんチェーンの『ウエスト』や『福岡 釜揚げ牧のうどん』がライバルです。しかし、全国展開となると、うどん以外のメニューも豊富であることから直接のライバルとなるのはファミレス。そして、飲み需要だと吉野家、日高屋あたりもライバルとなるでしょう。 ただ、吉野家には"牛皿+ビール"、日高屋には"ギョーザ+ビール"といった、わかりやすい飲みメニューが全国的に浸透していますが、資さんにはまだそれがありません。全国展開ではまず定番となるおつまみとお酒類のセットをお客さんにアピールすることも重要でしょう。 私としては、まずは"単品ごぼ天+ビール"をオススメします。無料で食べられる、つぼ漬けも十分につまみになります!」(前出・宮武さん) ■全国展開で悪い意味の"味変"はあるのか? では、在京の九州民たちは資さんの全国展開にどう反応しているのだろう。秋葉原でジャンクパーツショップ「秋葉原最終処分場。」を営む中川店長が語る。 「資さんの関東1号店は千葉県八千代市にオープンすることが決定しました。ここにはすでにウエストが出店していますので、今からハシゴするのが楽しみです。現在、秋葉原では丸亀製麺にインバウンドの方々が大行列しています。資さんには秋葉原にも出店して、ここから世界進出できると信じています!」 都内でカメラマンとして活躍する榊智朗さんも、「家族で行った初めての外食は資さんやったなぁ」と語る熱心なファンのひとり。そんな榊さんには、全国進出での懸念点があるという。 「福岡のラーメン店が、全国展開すると微妙に味や風味が変わるんです。なので、資さんのパンチの強いだしが全国で受け入れられないと、調整されちゃうかも!?ってことも考えてしまうんですよね。 実家での思い出の味だし、これからは自分の家族にとっても思い出の味にしたい。それを変えられるのは寂しいなぁ。