北九州発のソウルフード「資さんうどん」の魅力。待望の全国展開どころか海外進出も視野に!?
やはり気になるのが、うどんの味。これはどうでしょうか? 「だしは、さば節の風味が強く利いてパンチがあります。甘みもありますが、雑味はありません。麺に関しては、外側はやわいけど、芯は噛み応えのある独特のモチモチ感を楽しめる。それにだしをしっかり絡めて食べます。 キッチンカーで各地に限定出店したときも『出汁・意外と甘くない』『麺・意外とコシある』というキャッチフレーズで、言うほど"やわ甘"じゃないことをアピールしていますが、一般的にイメージするうどんや、人気の讃岐うどんとは別世界の食べ物といえるでしょう」 では、ご当地の北九州民にとってはどのようなチェーン店なのでしょうか? 「子供の頃は家族と行って、学生時代は友人と、そして社会人になったら普通に食事だけでなく、飲み会の2次会や3次会でも利用します。そして、ぼた餅とおでんでシメるのが地元の人間です」(ニュースサイト編集者・36歳) え!? うどんは食べないんですか? 「飲んだ翌日の朝食や昼食で、資さんに行って食べます。で、仕事終わりに飲んだらまた資さんでシメる。正直、北九州で『シメはラーメン!』と言っているのは観光客。地元民は資さんです!」 これは、とんでもないリピート率! この高リピート率の理由とは? 「資さんの月内リピート率は8割を超えており、外食チェーンとしては驚異的な数字です。ほとんどの店舗が24時間営業かつメニュー数は100種類以上。通常の食事はもちろん、シングルで飲み、家族でも利用できる環境が整っているのがリピーターを生み出す大きな理由のひとつ。 製鉄所などの労働者のリクエストに応えていたら、どんな世代でも気軽に利用できる外食チェーンになってしまったのです」(前出・宮武さん) では、ファミリーではどのように利用されているのでしょうか? 「小学生の子供をふたり連れて、4人で食べに行っても5000円以内に収まる(超重要!)。誰もが満腹になるので夕食は簡単なものでOK。正直、主婦目線だと思いっきり手抜きができますが、家族は誰も手抜きだとは思いません。むしろ、資さんに行けて喜んでいます。なので、週2回は通いますし、コスパはサイゼ以上です!」(主婦・43歳)