マウンティングは「させてあげる」のが上級者? “マウンティング研究家”が語る“マウントフルネス”な生き方とは?
マウンティングについてAlternative Work Lab局長の石倉秀明氏は「同じ言葉でも文脈、誰が言っているか、言葉の選び方の1つの組み合わせがずれると、意味が変わってマウントになったりする。日本語の言語能力や共感能力が実はすごく発達している証拠だと思う」と指摘。 「比較するのが悪いみたいによく言われるが、比較しないと人は自分の立ち位置や幸せを感じられないのだと思う。自分がどんなに充実していても周りがとても充実している投稿をSNSで見ると勝手に劣等感を覚えたり、逆に自分が調子悪いと思っても、もっと大変そうな人を見て、その人よりはましな状況だと思って自信を持ったりしながら、自分を奮い立たせて生きている。比較することで自分が自信を持って幸せに生きられるのであればそれで良いのではないか。SNSを通して比較するスキルが上がり、比較したり比較されたりすることの感度が非常に高くなっているが、会話の中でお互いにマウンティングし合っているうちに、実はみんなが満足し、幸せになっていくような感じがあるのでは。もしマウントをされたら、『この人は自分を使って今、幸せな気分になったんだ、僕はいいことしたな』と思うくらいが良いのでは」 (『ABEMAヒルズ』より)